「ドライアイの症状と漢方薬」

ドライアイは涙の分泌量や涙の質の低下によって、目を潤す力が低下した状態をいいます。
ドライアイの原因は、近年パソコンなどの普及によって目を酷使するために乾燥する場合や、ソフトコンタクトレンズが原因のもの、更年期でのぼせが伴って蒸発するためや、あるいは年齢が高くなり身体の水分が減少して<陰虚>の状態になった時などに見られます。
症状は、目が疲れる、乾いた感じがする、ものがかすんで見える、不快感がある、目が痛い、目が赤い、かゆい、光を見るとまぶしい、ゴロゴロするなど、様々な症状があります。
また、シェーグレン症候群の場合は口腔なども乾燥し、全体をとらえて対応が必要です。

漢方ではこれらの原因によって対処方法も変わります。
・一般的に乾燥を改善する「麦門冬湯」や「温清飲」がよく使われます
・パソコンやスマホなどで目を酷使する方には「杞菊地黄丸」など
・高年齢の方で細胞に潤いが少なくなったタイプには「八仙丸」などの<滋陰剤>など
・更年期でのぼせやすい方の場合は、のぼせをとるものとして「滋陰降火湯」など
・ストレスが多く、神経質でのぼせやすいタイプには「柴胡桂枝乾姜湯」など
・血液不足が原因で潤いが少なくなった場合は、「婦宝当帰膠」などの<補血剤>など
様々な漢方薬があります。

漢方処方例

婦宝当帰膠  杞菊地黄丸  麦門冬湯

※体質により漢方薬は異なりますので、ご相談ください。

※その他にもたくさんのケーススタディがありますので、ブログ内で検索してみてください。

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