ガン
基本的には現代医学との併用で、漢方はガン細胞が住み難い体の環境づくりや自己免疫を高めることが中心です。中医学では「扶正(生きる力をつけ)去邪(体に悪い影響を与えるものを取り除く)」を基本としています。漢方薬には抗ガン作用を有するものがたくさんあり、ガン細胞の壊死、抗ガン剤や放射線の副作用軽減、延命効果などで多くの人が救われています。
「がんと生きている」のは、患者ばかりではありません。がんを抱えながらも充実した暮らしを全うしている人の傍らには、かけがえのない人生の伴走者がいるものです。家族、そして主治医や薬剤師です。漢方の健伸堂薬局薬剤師・鍼灸師、古村滋子さんは34年間、延べ200人のがんを抱える人たちと人生を過ごしてきました。
現在健伸堂薬局を定期的に訪れるがん患者は24人。がんとどう立ち向かうか、症例とともに話しを伺いました。
笑って暮らせば、住みにくいがん細胞。欠かせないプラス思考。
古村さんが強調しているのは「がんは一つの慢性病」ということです。「糖尿病を抱えた人が上手くつきあって生活していくように、がんもこうした疾患の一つとして捉えればいいのです。共生、共存して人生を楽しく意味あるものにしていけばいいと思うのです」。
どうしたらそうできるのか。「がんが悪さをしないようにする。悪さをしたら叩いておとなしくしてもらう。また出てきたらまた叩く。それで充分やっていける」といいます。
「がん細胞は多少なりともみんな持っているんですよ。私の体の中にもあります。それが抑えられているかどうかです」。
がんを抱える人自身がそう考えるためには、気持ちの問題が大きいのです。
「身体をがん細胞が住みにくい環境にしていく。その環境の一つに、楽しいことを考えてクヨクヨしないこと、プラス思考は絶対に必要です」。
もう一つ「命の終わりは宣告できるものではない」と古村さんは考えます。例えばこんなこともありました。「手術をしても1年以内に再発し、お亡くなりになります」と、母親の胃がんを宣告された女性がいました。しかし古村さんの指導で胃の気を保ちながら6年、母親は今も健在です。今度はその娘さん自身が乳がんになり、手術をすることになりました。執刀する医師が付き添いの母親の顔をみて「あなた、どうしていきているの?」と驚いきました。
身体を活性化し不安を取り除くことが重要。霊芝胞子製剤に手ごたえ。
がん細胞が住みにくい環境にする素材は時々のブームもあり、新しいものが続々と登場していますが、古村さんが今確かに手ごたえを感じているのが「霊芝胞子製剤」です。
「五臓を活性化し、さらに精神安定作用があります。どうしても不安になりがちなので力になります。化学療法剤を服用するときに併用すると体力がおちません。がん細胞は増殖を抑えられ、自ら死滅していきます。免疫を活性化する他の健康食品や、体質に合った漢方薬を使うとさらに効果的です。」
疾病はバランスの崩れなので、それが起こりやすい季節や時間があります。例えば心臓や喘息の疾患の発病時間は明け方ですが、がん細胞は逆に夜中に増殖します。
「だから寝る前に必ず飲んでくださいと指導しています。トイレに起きたときにも必ず。がん細胞が増えていく時間帯に飲むと、がん細胞にとっては『よけいなものが入ってきた。何だ、こいつは』という感じになるはずと考えています」。



