ガン
基本的には現代医学との併用で、漢方はガン細胞が住み難い体の環境づくりや自己免疫を高めることが中心です。中医学では「扶正(生きる力をつけ)去邪(体に悪い影響を与えるものを取り除く)」を基本としています。漢方薬には抗ガン作用を有するものがたくさんあり、ガン細胞の壊死、抗ガン剤や放射線の副作用軽減、延命効果などで多くの人が救われています。
今から10年前の日本癌治療学会総会で、初めて癌治療と漢方薬の役割について専門家の間で真剣に論議されました。以来、その効果が広く認められるようになり、漢方薬の併用を求めて来られる方が増えてきました。
漢方薬の基本は、『扶正去邪』つまり生気(生きる力、病気と闘う力)を助け、害になる邪を排除することにあり、病気に対する守りと攻めを同時に考えていくことです。
ガンに対する漢方治療は、ガン細胞の自然退縮をめざすとともに、ガン患者の全身状態を改善する治療法です。例えば、十全大補湯や補中益気湯などには、マクロファージやインターロイキンの生成を高め、免疫力をつける作用があり、またガン細胞の増殖を強く阻害して壊死させるTNFの生成を高めることが確かめられています。また人参湯には、ガン細胞の膜を硬くして増殖のスピードを遅らせる作用が認められています。
さらに漢方薬を服用していますと、手術後の回復が早い、抗ガン剤による吐き気、食欲の低下、白血球減少などの副作用が軽減する、放射線療法による血便や血尿などの障害が軽減され、さらに抗がん剤の効果が高められることなどが、多くの臨床医によって確かめられています。結果的には現代医学と漢方の併用で、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高めて、病気と共存しそれを克服していく一つの有力な方法となっていくと考えます。
漢方薬の基本は、『扶正去邪』つまり生気(生きる力、病気と闘う力)を助け、害になる邪を排除することにあり、病気に対する守りと攻めを同時に考えていくことです。
ガンに対する漢方治療は、ガン細胞の自然退縮をめざすとともに、ガン患者の全身状態を改善する治療法です。例えば、十全大補湯や補中益気湯などには、マクロファージやインターロイキンの生成を高め、免疫力をつける作用があり、またガン細胞の増殖を強く阻害して壊死させるTNFの生成を高めることが確かめられています。また人参湯には、ガン細胞の膜を硬くして増殖のスピードを遅らせる作用が認められています。
さらに漢方薬を服用していますと、手術後の回復が早い、抗ガン剤による吐き気、食欲の低下、白血球減少などの副作用が軽減する、放射線療法による血便や血尿などの障害が軽減され、さらに抗がん剤の効果が高められることなどが、多くの臨床医によって確かめられています。結果的には現代医学と漢方の併用で、クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)を高めて、病気と共存しそれを克服していく一つの有力な方法となっていくと考えます。
当コラム新聞掲載日: 1998年12月



