多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と漢方薬 Part1

多嚢胞性卵巣とは卵巣の中に多くの未成熟の卵胞が溜まっている状態のこと。
それに伴い、排卵障害、月経異常、多毛、ニキビ、肥満やホルモン失調も見られる病気のことです。

若い方の多く見られますが、40歳の方にもまれに見られます。
診断基準は
1、 月経異常…無月経、揮発月経、無排卵
2、 男性ホルモン値が高い、或いはLHの数値が高い
3、 卵巣にたくさんの小卵胞が見られ、ネックレスのようにつながって見える。
このうちの2つの項目があてはまるようであれば、多嚢胞性卵巣症候群と診断されるようです。
主にみられる症状としては
① 月経異常
② 不妊
③ 男性化(多毛、ニキビ、肥満)
④ 低妊娠率、流産率
⑤ 子宮内膜増殖症、内膜癌のリスクを持つ
⑥ インシュリン抵抗性を持つ症例があり、糖尿病、高脂血証、動脈硬化症のリスクを持つ。
⑦ ゴナドトロピン製剤に過剰反応を起こしやすい
など厄介な症状がでやすい。

今の医学の治療は
1、 月経を正常化する…クロミットで卵の成長を促す、黄体ホルモンで消退出血を起こさせる。
低用量ピルを服用する
2、 クロミットが効かない場合は、メトホルミンとの併用もあり、ゴナドトロピン製剤の併用も
もあります。
3、 外科的な処置として電気メス、レーザーで卵胞穿刺をすることもある。

漢方薬では多嚢胞性卵巣症候群は、病症を「痰湿」「瘀血」「腎虚」としてとらえ、
その基本ベースにその方の体質を見て、痰湿瘀血、脾腎気虚、肝腎陰虚などとして漢方薬を服用してもらいます。

Part2に続きます…

 

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