「多嚢胞性卵巣症候群」で長い卵胞期を乗り越えて明るい兆しが

 

Hさん(33歳)は11歳の初潮から月経不順でした。
最初の頃はたいして気にならなかったのですが、就職してからだんだん月経周期が長くなってきたことに気づき、3ヶ月に1回、6ヶ月に1回の月経来潮に「どうなっているのかな?」と疑問を持ち始め、近くの婦人科を受診。
「ホルモンバランスが狂っているから」とホルモン剤を服用して周期を整えてきたようです。
8年間ホルモン剤(ピル)を服用しながら結婚しました。
なんとか赤ちゃんを授かりたいと思った時「ホルモン剤を飲まないと月経が来ないからだで大丈夫かな?」と不安になり、漢方薬を求めてご相談に来られました。

ホルモンの検査数値を見せてもらいますと月経周期3日目で、LH:21.3、FSH:5.2、E2:48で LH>FSH 3倍以上の数値になっていて、明らかに「多嚢胞性卵巣症候群」のホルモンバランスになっています。
エコーで見ますと小さな卵胞が13個くらい数珠つなぎなり典型的な多嚢胞性卵巣に見えます。

一般的に漢方では多嚢胞性卵巣症候群は「腎虚」「痰湿」「陽虚」「瘀血」ととらえることができます。
小さな卵胞がそれぞれ自己主張し、主席卵胞ができない状態。
私も私も!と、それぞれが自己主張してがんばるので、主席卵胞が大きくななれないのです。
その状態続くと長い卵胞期になってしまうのですね。
Hさんも小さな卵胞が我も我もと混雑している状況からのがれて、大きく卵胞が育つように薬を服用していただきました。
4ヶ月目にホルモン数値を測ってみました。

LH:5.3、FSH:5.6になっています。
「卵胞が見えるよ!この卵が大きくなればよいね」と受診のお医者様かに励まされて、うきうき気分で来られました。
私もうきうき気分で「補腎・化痰」のお薬をお勧めしました。
10日後待ちに待った排卵が来ました。
オリモノが増え体温が急上昇、36.8度を示し、「排卵したようです!」うれしい弾んだ電話に、感動しました。
長い長い卵胞期でしたが、やっと排卵しました。

今は月経期を過ぎ、卵胞期に入っていますが、今度はもっと短い卵胞期になることでしょう!
そしてやがてHさんにもかわいい赤ちゃんが授かる日が来ると信じがんばって服用していただいています。
明るい兆しが見えてきたHさん、がんばってください。

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