教科書には載っていないので知らなかった「オリモノ」

ご相談するなかで、気になることの1つが「オリモノ」です。

「オリモノはありますか?」との問いに、「オリモノってなんですか?」と聞かれる方がいます。
また「見たことがないです」といわれる方もいます。
「オリモノって、教科書にも、保健体育の授業でも教わらなかった」と言われ、「う~ん!」と唸ってしまいました。

確かに「オリモノ」については、教科書に書かれてはいません。
しかし、12歳くらいで初潮を迎え20歳くらいになって子供を産める年齢(生殖年齢)になると
「オリモノ」に気づいてきますが、意識を持たないと分かりにくいのも事実なようです。
毎日の相談の中で、半数以上の方が「オリモノ」について「なんですか?」と逆質問が返ってきます。
それだけ意識されていないのでしょうか!

「オリモノ」は頚管粘液のことで、排卵近くになりますとオリモノシートが必要になるくらい分泌されます。
あるいは体質によりダラダラ分泌されたり、色も白色、黄色、緑色と様々な時があります。
色が付くときは婦人科を受診したほうが、隠れた病気が見つかる可能性がありますので、要注意です。
オリモノは排卵期はとくに重要で、南京中医薬大学付属病院の夏 桂成教授(不妊・周期療法の第一人者)は
「場合によってはエコー検査よりも正確に、卵胞の成熟度を判断することができる材料」と指摘しています。
排卵期は白く透明な粘りのある卵白のようなオリモノが3~5日続くと言われています。
「オリモノ」は卵胞の発育を知る目安になるのです。

「昔は「オリモノ」が見られたのに、最近は見られなくなりました」とか
「昔のように「オリモノ」がふえてきてうれしい」という方もいます。
教科書には出てきませんでしたが、オリモノに注意して見ましょう。
そして排卵期のオリモノに注目して卵胞の発育を確かなものにしていきましょう。

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