よく精液検査で生殖能力を判断されてしまいますが、男性にとっては数値1つでがっかりしたり、精神的に落ちこんだり、それがきっかけでEDになったりするケースをよくあります。
精子濃度が薄い、運動率が低い、奇形率が高いなど、数値によっては自信に繋がったり、自信喪失になったりするので「傷つけてはかわいそう!」と、奥様がご主人に神経を使われることも多いのです。
しかし、佐藤孝道先生によると「精液検査結果に異常があっても、それが不妊の原因といえない。検査結果に異常があると、どの程度の割り合いで不妊になるかについてのデーターがほとんどない」といいます。
そうなのです。私のお店でも、「精子濃度が薄く、運動率が低くて、どうしてもこの数字では妊娠はありえない!」と言う数字でも妊娠されている方が何人かおられます。
Kさんの数字は精子濃度950万/ml,量2ml、運動率48%で妊娠されました。担当ドクターも驚きでした。
Hさんのご主人も600万/ml,運動率は一時は18%とがっくりの数字でしたが、妊娠されましたね。
そういうカップルが現実には存在するのです。人間て本当に不思議な生命体です。
佐藤孝道先生の講演はとても内容が濃くボリュウムもたっぷりでした。
やはり妊娠には「夫婦同治」。
数値的にありえないことがおきるのが人間。
ご主人も積極的に治療に参加され、夫婦協力しあってこそ希望が叶うことを再認識した勉強会でした。