長い長い卵胞期

公私共に重なるストレス。こんなにもショッキングなことがいくつも重なるなんて・・・。

10月末にいくつものショックにより、Oさんは身も心もかなりの打撃を受けました。それから身に起こるあらゆる症状・・・。細かいニキビ、血走った眼球、痛んだ毛、遅れる排卵日・・・。

今までにない症状にOさんも戸惑いを感じていました。顔では平静を装うことができても、体はとても正直なのです。黙っていてもわかる人にはわかってしまうものです。

東洋医学で重要視される「五診」。その中でも「望診」は患者を診る初めの段階で、とても重要なものです。全体の顔の色、部分的な顔の色の変化、そしてその場所、それらによって、その人がどこの経絡が病んでいるのか、どんな状態にあるのか、大体わかるものです。

Oさんの症状の細かいニキビ。これは顎のラインであることから腎経の特に生殖器系にトラブルが起こっていることが伺えます。

血走った眼球。これは肝経にトラブル、つまりイライラ、鬱積が溜まっていることが伺えます。

毛が痛む。これも腎経と肝経があり、先天の元気が失われていることが伺えます。もしかしてストレスにより質の良い睡眠が取れていないのかもしれません。

結局、それらのことによりホルモンバランスが崩れ、排卵が遅れ、長い長い卵胞期が継続してしまう結果となってしまいました。

それでもOさんはそのうちに体が慣れて改善していくだろう・・・とそのまま3ヵ月、何も処置せずに過ごしていました。

「そろそろオリモノがあるかな」と体温をチェックしながら過ごす毎日。しかし何も変化が現れません。それどころか、症状はますます酷くなるばかり。

今回のバランスの崩れ方は今までにないことだと察知したOさんは、漢方薬にSOSを出されたのです。

Oさんには崩れた腎を補うために煎じ薬の「補陰湯」、鬱積した流れをよくするために「冠元顆粒」「逍遥丸」「紅サージ」により様子を見てもらうことにしました。

体のバランスが崩れてから3ヶ月を経過していますので、少し時間がかかるかもしれません。Oさんには漢方薬を服用することだけでなく、今抱えるストレスをうまく解消することも必要です。

一度深いストレスのポケットに入り込んでしまったら、なかなか抜け出せないものですが、きっと徐々に抜け出せるようになってくることでしょう。もう少しだけ長い卵胞期とお付き合いしてくださいね。

環境が悪い?

喘息にかかっている幼稚園児と小中学生の割合が、年々増え続けています。それは10年前のものと比べて倍以上になっているようです。

原因は様々ですが、大気汚染や室内環境、子供の体質の変化などがあげられていますが、特定することはできません。

住環境や食生活の変化やペットなどのアレルゲンにさらされやすい環境になっていることや幼少期に感染症にかかる機会が減ったことで、免疫系の働きに変化が生じたことなどもその理由としてあげられています。

喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、東洋医学では経絡の肺経が弱く、皮膚や粘膜のバリア力が弱いために起こると考えられます。

そのために漢方では肺腎を補い、止咳・化痰の効能のある「冬虫夏草」を使用したり、喘息の症状によって柴胡剤の入ったものや「麻杏甘石湯」を使うことで症状を調整していきます。

鍼灸治療では、免疫を高めるためにも乳幼児期の頃から小児鍼をしておくと良いでしょう。風邪を引かない元気な子供に育ちます。また喘息の症状には、膻中のツボを温め、肺経を調整することで確実に症状が改善していきます。

出ている症状を抑える治療を続け、アレルゲンとなるものから遠ざけるようにしても、その原因となる体質を改善していかなければ症状を繰り返すことになります。体質改善に要する期間は何年もかかるかもしれませんが、子供の将来の年数を考えると短いものです。

症状を抑えるだけの治療を続けてしまっている人は、東洋医学の扉を叩いてみてください。そこにはきっと明るい子供の未来が開けているはずです。

冷えと生理痛

「生理痛」を持つ人が「冷え症である」ということは多くあります。さらに「妊娠しにくい」ということもおまけのようについてくるものです。

30歳Nさん。生理痛が酷く、毎月巡ってくる生理に恐怖を覚えるほど。その時期に大切な行事を入れることができず、旅行の計画などはその時期を外すように立てないとなりませんでした。

さらに年中「冷え」に悩まされ、カイロは手放せない一品でした。またアレルギー体質のこともあり、その体質も考慮しながらお薬を服用しないと余計に酷くなってしまうのです。

Nさんは2年経っても恵まれないので、病院で検査をしたところ、排卵が少し遅めであること以外には何も問題がなかったとのこと、では次にできることは体質改善だと、昨年9月に漢方の道を選びました。

Nさんの体全体のバランスを考えると、「冷え症」「生理痛」をまずは改善しないとなりません。それが邪魔をしているためにせっかくできている卵が、うまく受精し着床しないのだと考えられます。

冷え症改善に「ケイギョク」「温経湯」「参馬補腎丸」を、生理痛には「きゅう帰調血飲」などを周期ごとに調整しながら、体のバランスを整えていきました。

周期ごとに「生理痛」は改善していきました。冷え性はなかなか自覚的には改善しないものの、体温表には明らかに改善している様子が見て取れました。

そして今月、高温期が長く続くので、「もしかして?!」と検査薬にて確認したところ、陽性反応!待ちに待ったこのプラスサイン!何度見てもプラスなのです!

すぐにでも病院で確認したいところですが、まだ初期段階ですので、少し様子を見てから行ってもらうことにしました。

まずは第一段階突破です。しかし油断はなりません!

これからまだまだ冷える時期ですので、続けて冷え症予防に「温経湯」、そして保胎のために「紅サージ」を続けてもらいます。次の「心拍確認段階」が過ぎれば、ひと安心です。

妊娠するまでは妊娠できるか不安いっぱいで、妊娠できてもまた不安いっぱい・・・。Nさんは毎日不安でいっぱいのようですが、その不安が赤ちゃんにも伝わってしまいます。あまり心配せずに、安心して過ごしてくださいね。

3割の確率

「先週体外受精をしてきたんですよ」と41歳Tさん。とても若く見えるTさんが今年41歳を迎えるなどと思っても見ませんでした。

「特に何に気をつけるということもなく、普通の生活をしてください」と医師から言われたので、いつものように仕事をされていました。しかしその職場、足元がとても寒く、健康な人でも手足が冷えてしまうような環境です。

足はお腹に繋がっています。冷えは女性の大敵とも言うように、冷えることが一番駄目なのです。特に体外受精をして、お腹に受精卵が存在し、それが着床するか否かの微妙な時期は尚更のこと、冷えることは避けたいことです。

「医師からは特に何も指示がでていないので、今、何をしたら良いのかを聞きに来ました」とのこと。

まずは職場で足腰が冷えないように工夫すること、そして自宅で温灸に努めること、お腹を冷やすようなものを食べないこと、早寝をすること、自転車などに乗らないこと、などです。

「何かお腹が張って張って・・・」とTさん。きっと冷えてしまったのでしょう。足のツボをしっかり温めて間接的に下腹を温めてください。逆子のお灸の時に使用する「右至陰」と「右三陰交」です。また「八りょう穴」付近にやさしくカイロを当てておくのも良いでしょう。

そして漢方薬は補腎・補血・補気作用を考え「双料参茸丸」「衛益顆粒」「帰脾錠」が良いです。

せっかくここまで育ち受精した卵です。きちんと着床し、育つように、今できることをしてもらうように指導しました。

「成功の確率は3割」と言われる体外受精。Tさんはこの2年間でできるところまでする予定だと覚悟をしておられますが、何回も続けホルモン漬けで体のバランスが崩れてしまわないように、早くに3割の確率に入りたいところです。

今回Tさんにとっては初めての体外受精。あと1週間以上保つには、どれだけ子宮内の環境が整っているかにかかってきます。今できることを精一杯おこなって、この最初の回で決められるよう、願っています!

産科減少の裏側

日本全国から「産科」が減少している理由は、出産率が減少したからだけではありません。出産時間が夜中を問わずやっているために、常にその体制を整えておかなければならないことに加え、他の科に比べて訴訟問題になる率が大きいというリスクがあるためです。

本日初公判が行われた福岡県の県立大野病院での事故は、産科を行っている医師にとって衝撃的な事件でした。2004年に帝王切開手術を受けた29歳の女性が死亡した医療事故で、その産婦人科医師が、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われているというものです。

医師が逮捕、起訴されたこの事故を期に、産科を取りやめた個人病院が続発しました。

出産時に医師が1人で立ち会う勤務体制は、個人病院では良くあることです。その体制も罪に問われるとなると、その勤務体制を行っている病院は「産科」に対して消極的にならざるを得ません。

しかし、利用する立場からすると、緊急時の体制ができていない病院は利用したくありません。「出産」は一大事で母体は危険にさらされるわけですから、あらゆる事態に対処できる体制はとっておいてほしいものです。ある個人病院で出産した33歳Yさんは、院長不在のために、帝王切開になってしまったとか。切らずに行けたかも知れないのに、複雑な心境です。

ある県の総合病院では、続く個人病院の産科離れから、出産を希望する妊婦が殺到し、医師不足に悩んでいました。その改善策として出された案は、産科を止めた病院の医師を交代で勤務させることでした。しかも個人病院から回された妊婦にはその個人病院の医師が担当医となり、総合病院にて出産に立ち会うようになるのです。

これは妊婦にとっても嬉しい対策です。今まで出産まで見てくれていた医師が、場所は違えども出産に立ち会ってくれるのですから、見捨てられた感がありません。さらにもし緊急事態があったとしても、総合病院での医師の体制が整っているために、対処することが可能です。こんな心強いことはありません!

今後、減り続ける産科ですが、この総合病院のように、安心して出産できる場を提供してもらえるようになれば、良いことです。これは産婦人科医にとっても心強い対策でもあるでしょう。もっと多くの病院がこの取り組みを模範として、体制作りをしてほしいものです。

無駄ではないお薬

カウフマン療法による治療をしつつ漢方薬を服用されている28歳Aさん、体外受精に向けて体の調整をしている36歳Tさん、プレマリン、プラノバール、にて生理を起こしながら治療をすすめています。

今周期は明らかに調整だけの周期で、周期の終わり頃にお薬により生理を起こすことになっているAさん、採卵はしたものの、今回は戻さずに次の周期を待つことになったTさん、どちらも口を揃えて「今周期は妊娠には至らない周期なのに高温期の漢方薬は飲まないといけないのですか?」と尋ねられました。

確かにどうせ流れてしまう内膜なのに、それをふわふわに育てるために高温期にはそれ様のお薬を飲むわけですから、もったいないように思えます。

生理が来たときには、望みをかけて飲み続けた漢方薬が全て流れていってしまうように感じます。「またスタート地点でやり直しか・・・」と思ってしまいます。

しかしこれは無駄なことではないのです。美しい高温相を作ることは、黄体ホルモンが十分に出て、内膜がしっかり育った証拠なのです。それを整えることは、次の周期を良い状態に導くことに繋がるのです。決して無駄ではないのです!

次の良い結果に繋がる源と捉え、「参茸補血丸」「参馬補腎丸」「帰脾錠」などの高温期の丸い玉をしっかり飲んでください。それを口に入れた分、しっかり体に返ってくるものです。是非お薬を飲む際には、次の周期、そしてその次の周期・・・と変わっていく体を期待して、楽しみながら飲んでください。きっと良いことがあるはずです。

納豆挽回!

正月太りをした人に受け入れられやすかった「納豆ダイエット」。しかしそれが偽りだと判明してから、以前より棚に残っているように見えてしまう納豆たち。納豆たちには罪はないのに、それ自体が悪者にされてしまったかのようです。

確かに納豆は放映されたほどはダイエットには効果がないかもしれませんが、健康のためにはとても良いものだということは、伝えておかなければなりません!

その原料となる大豆は、大地のタンパク質でその栄養価は高いものとして知られています。また、大豆の中にはイソフラボンが多く含まれ、それには女性ホルモンのエストロゲン様作用があり、骨粗鬆症、更年期障害の改善に効果があるといわれています。

しかもその大豆を原料とした納豆は、大豆以上の栄養価と薬効を持っているのです。疲労回復に必要なビタミンB群の含有量はその親である大豆の10倍にもなっていて、さらに納豆菌が腸の中の腐敗菌や病原菌などの悪玉菌をやっつけ、善玉菌を増やす働きがあるのです。

また発酵食品は、「冷え症」の人にも良いものです。蓄えた熱量を徐々に小出しにしてくれるために、体が温まっている時間を長く保つことができます。是非朝に食べることをおすすめします。

漢方でも納豆によく似たもので「豆し(ずし)」というものがあります。それは大豆の種を蒸して発酵させたものです。よく中華料理でも使われていて、その何とも言えない味が病み付きになってしまうほどです。

漢方では、解表・除煩の効能があるために、熱性疾患や熱病後の不眠・煩燥などに用いられます。

この様に納豆は、幅広く私達の健康維持のために使われるべきものです。批判され、俄かブームが去っても、納豆を傍に置いてくださいね。

不眠と更年期

52歳Nさん。もともとのどは弱い方で、よく痰が絡んだりしていました。昨年の秋、風邪をひいたことがきっかけで長引く咳に悩まされ、病院に行くと「気管支炎」と診断されました。

そしてその薬を飲むこと半年、舌が痺れるような感覚が生じ、味覚障害に陥りました。味がわからなくなり、食事も作れなくなってしまいました。さらに今度は寝られなくなってきたのです。入眠もスムーズでない上に、中途覚醒してしまう毎日。

今までそのようなことがなかったために、Nさんはこの症状はお薬の副作用だと思い、病院にてそのことを主張しましたが、気管支炎の薬がストップされただけで、後は、安定剤と睡眠薬が出されました。

それからはデパスの安定剤を朝・晩に飲み、寝る前には睡眠薬を服用しないと寝られなくなってしまいました。しかも睡眠薬を服用しても3時間ほどすると覚醒し、それ以降寝られなくなる毎日。

これらの症状が起こったきっかけが薬だったため、余計に薬への不信感と恐怖を感じ、飲みたくないけど飲まないといられない葛藤で毎日苦しんでおられました。

そんなとき、息子さんから漢方薬をすすめられたのです。西洋薬と異なり自然のもので、それがないといられないような依存性はなく安全だということだからです。それならやってみようと、遠くからお電話をくださいました。

気持ちを和らげるように柴胡剤の入った「柴胡竜骨牡蛎湯」をベースといtし、気滞を散じ気分を明るくする「半夏厚朴湯」、大黄・黄ごん・黄連の力により心下のつかえを取る「三黄瀉心湯」を調合したものでしばらく様子をみてもらいました。

そして「感応丸気」を頓服として使って。

初めの2ヶ月間、あまり症状に変化がないために、漢方薬に対する不信感が出てきたようで、電話口にて訴えられるNさんの言葉には力がなく、不安がとても伝わってきました。

しかしここで漢方薬を止めてしまうと、また副作様症状の出た西洋薬に頼らざるを得なくなるために、それだけはしたくないというNさんのお気持ちを感じ、のんびりと構えて「何とかなるわ」といった気持ちでもう少し漢方薬を続けるように説得しました。

そして3ヶ月。

その頃を境にNさんの睡眠に変化が現れました。

夜に睡眠薬を使って寝るものの、途中で覚醒することが無くなってきたのです。今まで西洋薬を1年ほど続けていたのに全く症状に改善が見られず、それどころかますます薬に頼っていた時のことを思えば、かなりの進歩だと言えるでしょう。

そして5ヶ月。

今では安定剤のデパスをほとんど飲むこともなくなり、とても調子が良いようです。まだすっかり漢方薬を止めるには不安が残りますので、もう少し安定するまで続けてもらうことにしました。Nさんもとても喜んでおられ、以前の明るさが戻り、家族も明るくなって、円満に過ごされているようです。

Nさんのように、治療の迷路に入り込み、出られなくなった人は、是非、お問い合わせください。きっと出口が見つかるはずです。

なすび

「親の意見と茄子の花 千に一つも空(むだ)はない」

これは、なすびの花には1つも無駄がない、つまり花が咲くと必ず実が成る、というところから生まれた俗謡です。

この俗謡の意味は、経験を積んだ親の意見に間違いはなく、子たるものはこれに従うべし、です。

そのなすびの花ですが、「空花(あだばな)(=むだばな)がない」ために、なすびの描かれた茶碗が子宝祈願の品物として、授からない家にあったりします。

昔は一族の繁栄のために、男子を授かることはとても重要なことでした。授からずに悩んでいる人は多かったことでしょう。それを祈願する神社がたくさんあることが、そのことを物語っています。

鍼灸治療に来られている75歳Fさん。

2人の娘さんがおられます。妹さんの方は3人のお子様がいるのですが、お姉さんには子供ができませんでした。

「あの頃、ここの漢方のことを知っていれば良かったのに」

と娘さんが不妊治療を続けていた頃のことを思い出されていました。

人工授精も体外受精もありとあらゆる不妊治療をして、挙句の果てには卵巣が腫れ、片方の卵巣を取ってしまうことになったようです。卵巣を取った何年か後、娘さんは夫婦2人で生きていく道を選ばれました。

娘さんが不妊治療をしている間、Fさんは、あらゆる神社に祈願に行ったり、なすびのお茶碗も揃えたり・・・されたようです。

「でも結局駄目だったわ」

とポツリとこぼす言葉から、親の子供に対する愛情がたくさん感じられました。

きっと不妊治療をされている人は、もちろん本人も自分の子供に会いたいけれども、それ以上に待っている親が居るから、喜ばせてあげたいから、頑張ってしまっている人もいることでしょう。

空花のない「なすび」のように、人間もしっかりとした卵が実れば、空(むだ)にはならないはず。「なすび」に見習って、無駄なく実を結べるような体作りをおすすめしています。是非漢方をお試しください。

震災の日

今日は「阪神淡路大震災」のあった日。あれから12年も経ちました。ちょうど13回忌になります。

13回忌にもなれば、思い出はやがて薄らいで来る頃です。しかし、この日の記憶は決して薄らぐことなく、今年もその日が巡ってきました。

6,434人の尊い命があの日、失われました。奪って欲しくなかったその命。まだまだその世で生きて欲しかったその命・・・。

ここ最近、「命」の尊さを忘れてしまうような事件が多く起こっています。せっかくこの世に生まれるべくして生まれた命なのに、どうしてそれほど粗末にすることができるのでしょうか?

簡単に子供が出来てしまう人にとっては、その命は虫けらのようにちっぽけなものなのでしょうか?どうして子供が邪魔になったり、兄弟が邪魔になったり、親が邪魔になったり感じ、その命までも奪ってしまう結果となるのでしょうか??

考えられません・・・!

小さな命を生み出そうと、懸命に改善を目指している私達にとって、その産まれた命を粗末にする事件を耳にするだけで、胸が痛みます。事件を起こす人は、その命が生まれ、無事にこの世に産まれるまでどんな難関を突破してきた存在であるか、なんて考えられたことがないのでしょう。

多くの命を失った今日の日に、今一度、今後宿る小さな命、今宿っている命、産まれた命、自分の命・・・について考えてみませんか。