☆ 4月12日(水) 10:30~12:00 ☆
<<「第4回ひよこママの会」からの伝言>>
お母さんが「どうしたの?」「なんで???」となると、お母さんの不安が赤ちゃんに伝わってしまう。お母さんは「どんどん泣きなさい」と、どーんと構えていることが大切です。
★★★今回のお子様の月齢は12ヶ月です。★★★
★今回は「本の読み聞かせ」についての企画になります。★
赤ちゃんの時から”聞く・話す”ことを少しずつ育てるように「本の読み聞かせ」についてお話いただきました。お子様のお気に入りの本を持ち寄り、「どんな風に読み聞かせたら良いのか」、「どんな本が良いのか」、について楽しく話し合いました。
<赤ちゃんのことばと絵本>
1.はじめに
乳幼児期は人格の基礎をつくる時期
★ 聞くという力は、話すことに先行して獲得 ・・・ 聞くことが楽しい、話すことが楽しい、ということ
早くに話すこと」よりまずは「聞く力をつけること」が大切。「早く話せる」「早く何かができ る」ということよりも、よく聞いて、よく聞いて、自分の中に溜め込んで、たっぷり溜まったら、次のこと(=話すこと)ができるようになるもの。
今日参加のお子様たちは自己紹介で、自分の名前が認識できていて返事したり、恥ずかしがったりしている。とても良いこと。
2.ことばを話す前提としての指さし
★人とかかわる力の獲得(人見知り、特定の親しい人)について、自分の思いを表現する力について
「指差し」には3つの段階がある。
①指差しがしっかりできるお子様は、言語発達につながる、と言われてきている。指指差しができるようになると、言葉を発することができるようになる。
②指差ししたことに対してママが応えてあげる。
③1歳半から、問いに答える指差し。人とかかわる力。自分を表現する力。
「人見知り」はとても大切。⇒ 意志表示である。
大好きなお母さんが好きなことは、とても敏感。⇒ 興味を持つ。
ママが安心している、不安になっている、のは子供にとても影響が与えられてしまう。
なかなか寝てくれない。イライラする。⇒ 余計に寝ない。
とことんまで付き合うぞ!⇒ 安心して寝てくれる。
「文章力」は「聞く力」に繋がる。
『赤い花が3本。赤い花は白い花より1本多いです。赤い花はいくつ?』
の問題にイメージがないと解けない。これは「聞く力」につながっている。
しっかりイメージができている子は、文章問題が解ける。
3.絵本の読み聞かせについて
★お母さんの声が一番。
赤ちゃんと遊ぶつもりでゆったりとゆっくりとお母さんも楽しむこと。
妊娠17週(5ヶ月)になると、聴力が働く。
お腹の中でママの声を聞いている。ママの声が一番落ち着く。ママの心臓の音も安心する。⇒テープよりお母さんの声で。読み手が下手でも良い。
お母さんの好きな本。⇒ 子供も好きになる。
★読み聞かせのこつ
絵をしっかりと見せ、ゆっくりと読む。
繰り返し「読んで!」が大切。
ふんわり読み終わり、質問はしない。
★聞くことが楽しい、話すことが楽しい、に尽きる。
お母さんの中には本を読んだら復習して勉強させる人がいるが、そんな質問などしないで、「あぁ、楽しかったなぁ」、「ふぁー」となるようにするのが読み聞かせのマナー。
子供がせがんだら何度でも読んであげる。
本の通りに読む。
質問はしない。
「読んで」と子供がせがむ間は読んであげて、小学校へ行って、文字を読めるようになっても「読んで要らない」と言われるまで読んであげるのが良い。
4.絵本について
★絵本の紹介 ・・・ 本の後ろに何歳用か書いてある。
<0~1歳> ・・・ (初めての絵本)
「くだもの」「いないいないばあ」「いいおかお」「どうぶつのおかあさん」「じどうしゃ」など
<1歳用> ・・・ (おはなしの始まり)
音の効果、「がだんごとん がたんごとん」
自分の知っているもの、「哺乳瓶」「コップ」「猫」「ねずみ」などが登場するもの
女の子なら「おさんぽおさんぽ」男の子なら「どろんこどろんこ」
電車に乗った後なら「しっぱつしんこう」
車に乗った後なら「のせてのせて」
言葉のリズムを楽しむなら「もこもこ」
同じテーマで少しずつ話がかわっていく「おいしいね、おいしいね」
「おんぶにだっこ」「おつきさまこんばんは」「きんぎょがにげた」など
<2~3歳用> ・・・ (音の響きや物語に耳をそばだてる)
家にいる人がわかってきたら「スモールさんはおとうさん」
音の響き「どぼーん」
「めのまど あけろ」「14ひきのあさごはん」「ぞうさんのしっぽ」「ちびゴリラのチビチビ」「はらぺこあおむし」など