胃を整えた結果
「胃」は「後天の気」を生み出すところ。
その「胃」を巡る経絡である「胃経」がしっかりと働いていないと、「後天の気」が存在する「腎経」も弱ってしまいます。
「腎経が弱る」ということは、「胎児(卵胞)を育てる力が弱い」ということにも繋がります。
では、その「腎経を元気にする」と「胎児(卵胞)を育てる力もついてくる」ということになります。
33歳Cさん。胃が弱い体質で、常に「胃が重い」「食べたくても食べられない」「空腹感を感じない」症状をお持ちでした。
昨年3月より、「六君子湯」と「補中益気湯」をベースに、時折「加味逍遙散」を使用しながら、胃の働きが良くなるように調整していきました。
途中、Cさんは「不妊」の相談もされていましたが、まずは「胃を強めて体調を整えること」体質改善から始めていきました。
そして、本日Cさんより電話が入りました。
妊娠検査薬にて陽性反応が出たとのこと!
「今までの薬を服用してもよいか」とのご質問でした。
「六君子湯」は妊娠中も胃の弱い方には服用をおススメしている漢方薬のため、量を調整したうえで、続けての服用を指導しました。
胃の弱い方は、悪阻などの症状も出やすいですので、妊娠中も安心して服用できる漢方薬があると、心強いものです!