風邪ひくことは学習である

今日は第3回目の「ひよこママの会」でした。

参加くださったのは、6ヶ月から11ヶ月までのお子様達とそのママとパパ達でした。

6ヶ月のお子様は、まだ「赤ちゃん」という感じでしたが、11ヶ月になるともう「子供」という感じで、5ヶ月でこれほどまでにも印象が違うことに、子供の成長の早さを改めて感じました。

本日もベテランの小児科の橋本加津代先生と看護師の青山ミワさんが、新米のママとパパの悩みに答えてくれました。

そんな中で、これからの「風邪の季節」にぴったりのお話を紹介します。

産まれてから6ヶ月まではお母さんの母乳から免疫力をもらっているので、風邪はひかないのですが、6ヶ月~3歳までは何度も何度も風邪をひく時期になります。

特に「保育所」や「幼稚園」に行くようになったその1年間は、「風邪ばかりひいている」といった状態になります。

しかし、これは風邪をひくことによりその都度免疫力が高まり、強い子になっていくための過程なのです。「風邪をひくことで、学習している」と思って、風邪ばかりひいている我が子をあまり心配しないようにしてください。

熱に関しても、41度を超えるような熱は下げないといけませんが、39度くらいの熱であれば、その熱が出ることでどんどん免疫力が高まり強くなっていきますので、すぐに「熱さまし」のお薬を飲ますようなことはしないでください。

40度以下の熱で脳がどうにかなることは、まずありません。熱が出たことがきっかけで脳に何らかの障害が出た場合は、それは遺伝的に初めからその原因が脳にあったからだと言われます。

後に我が子が元気に育ってくれるためには、ポイントだけ押さえてあまり過保護にしないようにすることが大切ですね。