31週目で

第2子になかなか恵まれず、「出来た」と思ったら昨年流産をされ、妊娠しやすい体作りをしたいと昨年10月に来店されたTさん。

12月に目出度く妊娠し、31週目を迎えられた本日。検診にて「逆子」だと言われました。

第1子も逆子で放っておいたら治ったので、今回もそのまま放っておいたら治るかと思っていたけどなかなか治らないので「逆子の治療」を希望で来店されました。

「逆子」はお腹の中の環境が悪く、赤ちゃんが居心地が悪いと感じるためになるものです。

原因は、「冷えること」が多くあります。

ここ最近は街では冷房がかかっていますし、夜も昼の熱気にて温まった部屋で寝るために知らないうちにお布団からお腹が出ていたりと体が冷えがちです。

おそらくTさんの場合も何らかのきっかけでお腹の環境を悪くしていたのでしょう。

「逆子」には、右の至陰(しいん)のお灸にて治療します。もぐさを米粒の半分の大きさに小さくひねって据えても良いし、棒灸にて暖めても良いです。ご自分でも簡単にできます。

その至陰をお灸で暖めることによって、お腹を暖め、お腹の環境を良くしていることにつながります。従って、棒灸にて出産まで至陰を暖めていると、安産にもつながります。

Tさんの場合は、それに加えて、脾経(ひけい)の経絡にも力がありませんでしたので、「冷え」に加え、「貧血」もあると判断し、自宅での至陰のお灸に併せて「婦宝当帰膠」を飲んでいただくことにしました。

逆子でお困りの方は、是非、お近くの鍼灸院にて至陰のお灸の指導を受けてください。逆子のまま産むことになったり、帝王切開になるよりも、ずっと胎児にも母体にも良いですから。