原因不明の腹部痛

Tさんは右下腹部に痛みが出たので検査を受けられたのですが、血液検査での炎症反応や、肝機能の数値、その他の異常はなく、エコーでも異常なし、神経痛でもないとのこと、結局原因不明で診断名はつかず、治療もなしで、病院からは様子を見てくださいと言われたのです。
しかし当人は痛みが続いて辛いので、漢方相談に来られました。

確かに痛みの部位は赤みもなく原因は不明でしたが、血尿があり、左に腎結石があるようでしたので、結石を疑って<猪苓湯>を用い、神経痛も考えあわせて疎肝剤の<小柴胡湯>をお使いいただきました。

最初の1週間で少し痛みは軽減し、2週間後にはさらに痛みは減少しました。しかし朝方にまだ痛みが残っているようでしたので、漢方薬は継続していただいています。

西洋医学では診断がつかないと治療はなされませんが、漢方では症状と体質から漢方薬を考えていくことが多々あります。また漢方薬を使っていくことで、逆にその原因が推定できることもあります。

『仕方ないから漢方薬でも』ではなくて、『こんな時こそ漢方薬』でありたいと思います。

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坐骨神経痛の痛み

86歳の女性Aさんは、7月から下肢の後ろ側に痛みを感じるようになり、
整形外科で鎮痛剤をもらわれていました。
しかし痛みが消えることがなく、漢方薬で改善しないかと相談に来られました。

痛みは特に朝方に強く、動き始めて昼ごろには少しましになるようで、
それ以外にも右肩の痛みや、夜間のこむらがえり、右手指の痺れなどがありました。

これらから漢方で言う<お血>や<風湿>が原因とみて、祛風湿活血の<疎経活血湯>を
お使いいただきました。

1週間後に来られ、脚や肩の痛みがかなり楽になり、こむらがえりも少なくなってきたと
喜んでいただきました。

まだ完治ではないので、そのまま続けていただいています。
通常は1カ月程度を改善の目安とするのですが、発症してまもない症状のためか、
効き目も早かったようです。

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