2006年3月アーカイブ

メルマガを書き始めてすでに1年が過ぎました。

この間、漢方薬の使い方や症例のみならず、鍼灸治療、食養生などなど、思いつくままに幅広く書いてきました。そして、これらを残しておかないともったいない!いうことでブログ<漢方でイキイキ人生>を立てました。

それならついでに、毎日店頭で相談したことも参考にしていただけるのではと思い、<漢方で1日1善>のブログも立てました。

そして当店が専門的にとりくんでいます不妊症のブログ<集まれ!ぷれぷれママ>も生まれ、現在3本のブログを継続しています。

この間、これらの内容を見てお問い合わせをいただいたり、コメントをお書きいただいたり、少しずつですがふえてきました。そしてお客様に教えられることや気づきもあります。

毎日書くというのは、実は大変な作業なのですが、自分たちの勉強と整理にもなることですので、今後も継続したいと考えます。ぜひご覧いただきますように! 

この時期は花粉症に次いで皮膚トラブルが多いようです。

季節が変わり陽気が増すために身体に熱がこもりやすく、また空気も乾燥しているので痒みが酷くなるのです。

60歳のTさん、2年前の5月に初めて皮膚病で相談に来店されました。身体がのあちこちに貨幣状の乾燥性湿疹があり、温まると痒みがまし、掻くと膿汁が出る、そして後がかさぶたになるというものでした。

漢方で<血熱>といって、熱がこもっていてうまく発散しないために起こるもので、食生活やストレスなどが原因の場合があります。

この時は<黄連解毒湯>と<消風散>を使い、1週間で痒みが楽になり、その後2ヶ月ほど継続されました。昨年は1月に来られ、1ヶ月間使っていただき、治まりました。そして今年は本日来られ、<涼血清営顆粒>を加え、同様の処方を使っていただきました。

毎年同じような時期に発症し、漢方薬で楽になり来られなくなり、また次の年に来られるというケースは、花粉症と皮膚病に多いパターンです。いずれも体質が大きく変化しなければ、同じ処方で改善するものです

慢性の疾患を患っている方や病院に入院している方で、寝汗がひどく夜中に肌着を着替えないといけないくらい出るという相談があります。

医師に相談し検査を受けても何も問題ないので、少し暑いのでしょうと言われるだけで、点滴を受けるというだけの方があります。

症状は、倦怠感があり、口が渇き、手足のひらがほてりなどを感じることが多く、漢方ではこのような状態を<気陰両虚>といいます。原因は体力の低下で、汗腺がうまくコントロールされないためと考えます。

79歳Yさん男性、現役で会社に勤めておられ、少し血圧が高いとか、皮膚掻痒症があるとかのトラブルはあるものの<牛黄製剤:清心丸>を継続して使っていただき、元気に過ごしておられます。

最近睡眠中に汗をかくことが多く、夜間に2回肌着を代えるので大変とのこと。これは年齢から考えても「気陰両虚」があり、無駄な汗をとめる<五味子>と、潤いを補充する<麦門冬>の含まれる<麦味参顆粒>を使っていただきました。

このような例はたくさんあり、短期間に汗が改善されるケースがあります。西洋医学では考えられない、生薬の作用のすばらしさを改めて感じています。

すっかり春めいて、さくら情報が聞かれるようになりました。京都の御所も既に開花し始め、今週が見ごろです。

花粉症も本格的になりご相談もふえています。特に子供の花粉症には西洋薬が使えず対応に苦慮されていますが、こんなときこそ漢方の出番です。とは言うものの、粉薬が苦くて飲めないとか、錠剤が大きすぎて飲めないとかいった問題もあります。しかし、小さな子供さんが目をこすって真っ赤にしているのを見ると、ジュースに混ぜても、何でも良いからとにかく使ってみて!と言っています。

子供さんが使いやすい花粉症の漢方薬は、鼻水が多い方には、少し小粒の錠剤の<小青竜湯>や、鼻閉の時の<鼻淵丸>は丸く小さいので問題ありません。目の痒みや炎症に使っている<天津感冒片>は大き目の錠剤ですが、糖衣錠で表面がつるっとしていますので、子供さんでも飲めるようです。それでもダメな場合は錠剤を割って使ってもかまいません。いずれにしても、子供に薬を飲ませるのは大変ですが、少しでも改善してあげてください。

普段テレビを見る機会少ないのですが、今日は休みで久々に仕事をしながらテレビを見ています。

そして気が付いたのですが、スポーツ番組に次いで食べ物に関する番組が多いのではないでしょうか? それも、番組取材だからしかたないものの、1日に何ヶ所も食べ歩くとか、食べきれない量がでてくるとか、料理番組とか様々です。

飽食の時代といわれて久しいですが、『アメリカ人の驚異的な肥満』を見ていると、日本もまもなく病的な肥満が増えてくることが予想されます。当店も<マイクロ・ダイエット>を取り扱っていますが、本来ダイエットが必要なレベルの方がこられず、少しダイエットをすればよい程度の方が多いのが実情です。ある一定のレベルを超えると、ダイエットの可能性を諦めてしまうのでしょうか。

とにかく日常から気をつけることですね。そういう私も豚まんを食べながら原稿を書いていますが、重いものを食べるときは必ず<晶三仙>を飲みながらです。

日本では昔から、<どくだみ(ジュウヤク)>や<ゲンノショウコ>、<めぐすりの木>、<ガイヨウ>などは民間薬として使われています。また漢方薬としては生薬を合わせて処方された<煎じ薬>が使われてきました。

中国では、歴史の違いもあり、医療機関が少なかったため、生薬を自分で選んで煎じて飲むというのが日常的に行われているようです。中国へ行くとあちこちに<生薬市場>があり、また食品市場の中にも生薬を売る店があります。

そして、日本に住んでおられる中国出身の方は、当店のような専門店に生薬を指定して買いに来られます。例えば、冷えや頻尿の時に<補骨脂>を、咳や口の渇きに<麦門冬>、また汗が多く出るときは<五味子>などです。最近は衛星放送で中国の番組が見られますので、それで得た漢方情報を参考にされているようです。

生薬が日常生活にしっかり入りこんでいるのは、医療不足の歴史によるものと思われますが、『人に頼らずわが身を守ること』が大切なことを教えてくれます。

春に多い相談は、1位が花粉症、2位が皮膚トラブル、3位が自律神経や不眠に係わるものかと思います。花粉症の話はメルマガにも書きましたし、ブログでも書いていますので

http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/2006/03/_20060315_4885.html

http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/2006/02/_20060207_51c8.html

ここでは省略し、今日は「赤ら顔」の話です。

赤ら顔の相談も多いのですが、改善に時間がかかるケースや、また改善しないケースもあり、難しいと感じています。主なタイプで分けますと

1、いつも赤い

2、緊張するとすぐ赤くなり汗が吹き出る

3、のぼせで赤くなる

4、季節の変わり目、特に春先に赤くなる

5、肝臓や血圧の影響で赤くなる

など、様々な原因があります。

漢方薬も、熱を冷ますものから、血流を良くし熱を発散させるもの、過緊張を抑制するものなど様々です。このうち難しいのは1、2、で、3と4は比較的短期間で改善します。

先日相談に来られた40歳の女性、春や秋の季節の変わり目に顔全体が赤くなり、特に目の周りが赤く腫れて乾燥し、酷いときは皮膚が剥落するようになるとのことでした。肌全体も乾燥気味で、アレルギー体質もあり、季節の影響を受けているのは明らかでした。

そこで、乾燥をとり、痒みを鎮める<当帰飲子>と、目の周りの炎症を鎮める<梔子柏皮湯>をお使いいただきました。

2週間後来店いただき、赤みはほとんど消え、痒みもなくなりました。予想以上に短期間での改善で喜んでいただきました。

漢方で<春は肝の病を生じやすい>と考えます。そのため、肝の影響を受けやすい目の周りに症状が強く出たり、自律神経のトラブルが出やすいのです。西洋医学ではあまり季節を重視しませんが、漢方(正確には中医学の五行説)では、季節や自然の変化と人体が受ける影響をいつも考えているのです。

怖い夢を見て目が覚めるという話を以前に書いたかもしれませんが・・・改めて書きます。

強いストレスを受けたときや、過去にストレスが継続していたときに、その記憶が残っていて夢に出てくるという事はよくあることです。しかし、その程度が強い場合、睡眠中に唸ったり、無意識のうちに腕を振ったり、起き上がったりすることもあります。

通常は睡眠中は副交感神経が優位なのですが、この場合は交感神経の興奮状態になっているようで、朝目覚めたときも「寝た気がしない」ので、身体も疲れが残ります。

63歳男性、現在は退職されてストレスも感じないのですが、昔働いていたときのストレスがかなり強かったためか、睡眠中に上記のような症状がでるため相談にこられました。

1月下旬に来られたときに痰湿タイプの体質改善と安神剤としての<温胆湯>と肝気の興奮を抑制する<抑肝散>をお使いいただいたところ、1週間で少し改善し次の2週間ですっかり症状はとれました。その後漢方薬の服用を1日1回にして継続されていますが、全く起こる様子もなく完治したようです。

西洋医学ではこのような場合、睡眠剤系が使われると思いますが、漢方はこのような「変わった症状」に適するものはたくさんあるところが漢方の特徴でしょうか。

先日舌炎の男性の話を書きましたが

http://www.kanpou-ichizen.com/2006/03/post_9f17.html

同日に舌の辺縁部が痛むという女性が相談に来られていました。

43歳女性、会社員の方、1年ほど前から痛くなり始め、医院で抗生物質をもらっていましたが、痛みは改善せず困っておられました。状態は、舌の辺縁部に赤みはなく、炎症が明らかでなかったのですが、痛みがあるとのことでした。

比較的色白で、冷え性、少しヤセ気味の方で、発症した時期は忙しく、ストレスも多かったとのこと。中医学では「気血両虚」のタイプで、補血を中心に考えようと思ったのですが、短期的には解毒も必要と考え、<温清飲>をお使いいただきました。

そして2週間過ぎた今日来店され、かなり楽になってきたとのことでした。今回は粘膜の修復作用を目的に<ササヘルス>を加え、また少し変法したエキス剤をお使いいただきました。1年間抗生物質を使って、胃腸も負担になっていると思われますので、<ササヘルス>は胃の調子も整え、改善を早くしてくれるものと思います。

漢方薬は目のトラブルにもよく使います。中でも多いのが白内障、緑内障ですが、その他に飛蚊症、閃輝暗点症などにも効果があります。

今日お問い合わせのあった方は33歳の男性で、飛蚊症があり、眼科では治らないといわれ、不安になったとのことでした。話をお聞きすると、漢方的な捉え方による原因がはっきりしていて、まだ若い方ですので、改善の見込みは充分ある旨をお伝えしました。

実は、私も飛蚊症があり、パソコンと1日中格闘した時や、疲れが激しいと出てきます。休養して治まる場合はよいのですが、なかなか消えないときは<杞菊地黄丸>を使いますと改善します。

これは中医学で<肝腎両虚>といい、エネルギー低下状態になっていることが原因なのです。飛蚊症の中医学的区分は、これ以外にも<気血両虚=元気不足と血液不足>や<痰濁><湿熱>などがあり、体質判断により漢方薬は変わります。そして、若い方は早く改善し、高齢者ほど時間がかかるように思います。

口内炎のように舌が炎症を起こし、痛みや潰瘍状になることがあります。

中医学では、胃熱(食べ過ぎなどで胃がオーバーヒートしている)、陰虚(身体の水分代謝が異常)、心火(ストレスなどでのぼせ気味の状態)などを原因とすることが多く、体質も考慮して漢方薬を選びます。

短期の口内炎は治療しなくても改善しますが、慢性的な炎症や潰瘍は漢方が得意な分野です。

55歳男性Bさん、舌が歯にこすれるためか、舌の辺縁部が潰瘍状になって痛く、話しにくく、その後は咽も痛くなり相談にこられました。

口腔部全体に炎症があり、話すたびに舌が歯に触れて痛く、食事も辛いようでした。早速、炎症を鎮めるための清熱解毒薬の<涼解楽> と 殺菌効果や粘膜の修復を目的として<ササヘルス>を使っていただきました。1週間後来店され、痛みはかなり改善し楽になったとのことで、そのまま継続服用していただいています。

舌炎の場合も、発症の原因となったこと、例えば食生活やストレスなどの改善も合わせてしていただくようにアドバイスしています。すべての病は、生活の中に原因やその病になった引き金があるので、それを本人に気づいていただき、改めていくことが症状改善の近道なのです。

外科や重い精神疾患になどには西洋医学のほうが優位ですが、耳鳴りやしゃっくり、体質改善などは漢方が得意とする分野です。

しゃっくりも時々起こるものは病的ではありませんが、連続してとまらないしゃっくりは食事もできず大変です。しゃっくりの相談に来られる方のほとんどが入院しておられるか、重い疾患を持っておられる方で、その原因は胃の冷えや水毒、気の上逆(ストレス)によるものです。

民間薬としては昔から柿のへた(生薬名:柿蒂)を煎じて飲む方法が知られていますが、漢方ではこの<柿蒂湯>以外にも<橘皮湯>や<呉茱萸湯>などの処方があります。いずれも胃を温め、気の上逆をとるなどの作用によるものです。

子供のしゃっくりは冷たいものを飲んだときに起こることがありますが、これは熱い砂糖湯でも改善します。

66歳Nさん、肝ガンで入院中にしゃっくりが始まり、止まらないため、担当医師から漢方を探してみてくださいとのアドバイスを受けて、当店に来られました。

詳しく聞くと、ガンによって腹水がたまり、気分的にも落ち込んでいるとのこと。最初は柿のヘタを希望されていましたが、<橘皮湯>の煎じ薬をお使いいただきました。

結果、2日後にはかなり楽になり、3日後にはしゃっくりは止まりました。その後腹水の改善のため、他の煎じ薬を使っていただきました。なお、肝臓病の方はしゃっくりが出やすいのも特徴です。

しゃっくりを改善する処方はいくつかありますが、早い場合は1日でとまります。これは西洋医学では対応できない、漢方が得意とする分野です。

花粉症の時期になり衛益顆粒を頻用していますが、慢性鼻炎の方に長い間使っていただき、期待以外の効果がでたので紹介します。

この方は関東にお住まいの45歳のMさん、京都に住んでおられるお父さんの紹介で、慢性鼻炎に使う薬として<衛益顆粒>を送ることになりました。

毎日点鼻薬を使い、抗アレルギー剤を併用しておられたのですが、その後症状は改善し、点鼻薬が不要になりました。

それ以上に驚いたのは、子供の頃から白血球が少なく、風邪をひきやすい体質だったのですが、衛益顆粒を飲みだしてから半年後、白血球が正常範囲を保つようになり、合わせて風邪をひかなくなりました。

それもあって鼻炎はますます良くなり、もう漢方薬も要らないほどになったとして、大変喜んでいただきました。その後も免疫維持のために、1日1包だけ継続してもらっていますが、それでも体調は良好で、血液検査もすべて正常になっているとのことです。

衛益顆粒>は外部からの風邪(ふうじゃ)を防ぐという中医学処方ですが、免疫に対しても作用することがよくわかる症例でした。

乾燥や花粉によるアレルギーで咽が炎症を起こし、声がかすれ、出にくくなる方があります。

咽をよく使う方に多く、以前にも書きましたが、謡曲や歌を趣味にしている方、セールストークをされている方、講演をする方、そしてお坊さんです。

50歳の女性Yさん、セールスの仕事をされていて時々声が出にくくなるとのことで来店されました。前回は<麦味参>を使っていただき改善しましたが、散剤は飲みにくいとのことで、今回は錠剤の<麦門冬湯:バックモン>をおすすめしました。

謡曲をしておられる女性は、<バックモン>を飲んでいるときは声の通りがよくなるということです。趣味でカラオケをしている男性も、バックモンを使っていただいています。

いずれも生薬:麦門冬の滋陰・補肺による、乾燥の改善と呼吸器の強化作用によるものです。これから花粉症で咽が痛む場合は<天津感冒片>で炎症をとりつつ、麦門冬で潤いを作ることで快適な発生が期待できます。

花粉症が本格化してきました。京都は今日も良い天気で、多分多くの花粉が飛散しているものと思います。

花粉症の症状改善には様々な漢方薬を使いますが、やっぱり<衛益顆粒>が基本です。

昨年<衛益顆粒>初めて使っていただいた男性Tさん、今年は早めに使い始められたので、世間では花粉症がいわれているが自分は大丈夫といっておられました。毎年この時期しかこられない女性Hさん、衛益顆粒だけでは鼻水がとまらないということで<小青竜湯>を少し加えるとよく効くということで、3月上旬から始められています。

経験的に、花粉症の相談でこられる方の約半数は衛益顆粒だけでもほとんどの症状が治まります。

衛益顆粒>は気を高める<黄耆>と、脾の働きを高める<白朮>、風邪(ふうじゃという邪悪なもの)の身体への侵入を防ぐ<防風>が組み合わさり、その力を発揮してくれます。早めの対策が良い結果を生むようです。

日本人の死因を調べますと、1位はがん、2位は心臓病、3位は脳血管疾患となっています。特に最近は心臓病の患者が増加傾向にあり、年間15万人程度が心臓病で亡くなると言われています。

その原因は、食生活の欧米化や運動不足、ストレスなどが関連しているようです。特にストレスは避けられないもので、今後もストレスに関連する疾患が増えていくのではないでしょうか。今日もスタッフの知人のご主人が心筋梗塞で亡くなられたとの話を聞きました。

56歳男性Kさん、昨年の秋より狭心症による胸痛が出現し、病院の診断では<冠攣縮性狭心症>とのことでした。そこで西洋薬のアムロジンやヘルベッサーを服用し、漢方薬は<冠元顆粒>を服用していただきました。

その後、夜間や安静時の胸痛は消えたものの、今度は動いたときに胸痛が出る<労作性狭心症>を呈しました。

頓服にもらっていた<ニトロ錠>を飲むとすぐに治まるのですが、あまり常用すると効果が低減するということで、ニトロを使わなくてもよい方法として<牛黄製剤>を常用することにしてみました。使い出して暫くすると胸痛は楽になり、ニトロは使うことがなくなりました。身体の動きが激しい時や急な寒さに当たった時は胸痛が依然として発生しますが、ニトロの代わりに牛黄を舌下錠のようにして使うと胸痛が治まります。その後胸痛の発生頻度も少なくなりました。

牛黄>は牛の胆石で、1万頭に1頭程度の牛からしかとれないという昔からの高貴薬で、強心作用や血管拡張作用、安神作用などがあり、心臓の薬としては最高のものですが、今回それを証明するような効果がみられ、喜んでいただきました。

主婦の水仕事で手が荒れたり、湿疹になるケースはよくありますが、それ以上に酷いのが美容師さんの薬品カブレです。最初は手のひらにひび割れや水疱が現れますが、酷くなると腕や全身に湿疹が出ることがあります。

27歳の美容師さん、手と腕に湿疹ができ、痒みもあって夜に目覚めてしまうほどで、相談に来られました。

手を見るとすぐに美容師さんという仕事であることがわかるほどです。ひび割れはひどく、一部は出血していて、とても痛そうでした。そこで、乾燥をとり潤いを得るため<婦宝当帰膠>などの漢方薬をお飲みいただくことにしました。

また外用には、昼間の仕事中は臭いのあるものは使えないので、消炎と保湿効果のある<瑞花露>の薬用クリームを、夜間は寝る前に消炎と肌の再生効果のある<紫雲膏>を使っていただきました。

仕事をしながらですので、1ヶ月でどの程度回復するかわかりませんが、過去の例ではかなり改善しています。しかし、全身に及ぶ湿疹の場合は仕事をやめないと完全に治癒しないというケースもあります。美容師さんの職業病で、難しい問題です。

ニキビや吹出物は、日常的で最も多い相談です。

特に女性にとっては大きな悩みです。原因は様々で対処方法もたくさんありますが、多いのは便秘やホルモン分泌に関連するもので、生理の前に悪化するタイプです。赤み、ジクジク度、圧痛の有無、出ている部位などで対応方法を考えます。

28歳女性Bさん、吹出物が続く。以前に医師から当帰芍薬散をもらい、1年間飲んで良くなったが再び悪化したとのことで相談にこられました。頬部に赤みがあり、ジクジクするときもある、生理は不順で、生理の前はイライラし偏食をすることもあるとのこと。

皮膚の状態から<清上防風湯>と<加味逍遙散>を半量ずつで服用していただき、2週間後の2月上旬に来店されました。結果、新しい吹出物が全くでなくなり、今までのものは赤みが引いていました。再度同じお薬を使っていただきました。

女性のニキビや吹出物には皮膚に使うお薬と<加味逍遥散>を併用することで、予想以上の効果を現すケースがよくあります。女性のお肌トラブルは、必ずホルモンバランスとの関連を考えることが大切です。

NHKの番組「チャングムの誓い」を毎週金曜日に見ています。

いつも番組の最終は、ハラハラで終わり、次回には解決しているが、またハラハラで終わるという、実にうまくストーリーができています。

それはさておき、昨日のストーリーでは、糖尿病を患った明国の使者に、チャングムが野菜と魚を中心とした料理を作り、使者が身体が軽くなり喜んで帰ったというシーンでした。いつも食事が人の健康の基本をつくるという話に、改めて納得しています。

番組の最後に出てきた冬虫夏草の料理の紹介では、漢方薬として使う天然の<冬虫夏草>とはちがい、人工的な培養?でできたもののようで、韓国では料理店で食べられるようです。機会あったら食べにいってきますね。なお次回は『甘酢』を使った料理とのこと、楽しみにしています。

毎年この時期に、京都にある高等看護学校の講師をしています。

担当は『医学概論』科目の中の『東洋医学』に関する部分です。

以前は<看護婦>さんは女性ばかりでしたが、最近は<看護師>に変わり男性が年々ふえてきました。また学生の1/3が社会人からの入学と、様変わりしています。kougi

講義内容は、東洋医学の理論や診察方法、薬草の話などで、みなさん興味深く聞いてくれました。最前列にいた男子学生には鍼灸のモデルになっていただき、突然のことで緊張させてしまいましたが、痛くなかったとのこと!?。

看護師としてこれから多くの患者さんに接していく中で、東洋医学のことを少しでも思い出し『手当て』してくれたらと思いつつ、今年も充実した時間を共有しました。(記:古村滋子)

あの<マイクロダイエット>に新シリーズが誕生しました。

今までダイエットは空腹との戦い?のように思われていましたが、今回はガマンしないダイエットをめざして考えられたとのこと。説明のメーカー試食会に行ってきました。MD

まずはリゾットタイプを食べましたが、結構量があり、味も上々。次にゼリータイプは7つの味があり、それぞれにソースが2種類ついていて、楽しく食べられるし、味も良かったです。その他、低カロリーのまぜ丼や、ラーメン好きには低カロリーヌードルがあり、ダイエット中でも安心して食べられます。

さらに! おやつとして、クッキーとケーキまであります。それも多くの種類が好みにより選べるので、もうこれだけあれば充分!。

試食会でいっぱい食べて満足しました。

あまりの種類の多さに自分でもわからなくなったので整理しますと

◆ダイエット食    従来のドリン・クタイプ + 従来のスープ・タイプ

            新たにリゾット・タイプ(4種類の味)+ゼリー・タイプ(7種類の味)

◆低カロリー普通食    レトルト食品(12種類)

◆夜食用として    まぜ丼 (6種類)+ヌードル(3種類)

◆おやつに    クッキー+ケーキ+ゼリー+ぜんざい

以上、報告!(加久石)

血圧の話の続きです。

女性の場合は50歳代、いわゆる更年期を境に体調が変化し、血圧も高くなる方や、高低差が大きく変動する方などがあります。

61歳女性Kさん、56歳の閉経以後に血圧が上がり、降圧剤を服用中ですが、イライラすると上り気味になるので相談にこられました。

普段の最高血圧130程度から高いときには180になるときもあり、血圧を測定しようとすると上り、夜間に動悸もあるということでした。最初は高血圧改善に<冠元顆粒>と<柴胡加竜骨牡蠣湯>を使い、少し安定してきました。その後、胸がもやもやする、不安感があるということで、<感応丸気>を一部変更し、動悸がおさまりました。その後、血圧の下が高いので<釣藤散>に変え、継続服用されています。

血圧の相談では、同じ薬を継続することが多いのですが、この方の場合は主訴の変化に合わせて薬を変えつつ、調子よく過ごしていただいています。