2005年12月アーカイブ

このブログを書き始めて7ヶ月余り、合計170件の症例や情報、雑感を書き綴ってきました。

漢方に関するブログを書いておられる方はたくさんおられますが、大変レベルの高い解説を書いておられる方から、私のように『飲んだ・効いた』タイプまで様々です。

私のブログに対するスタンスは、タイトルの通り<1日1善>であり、1人でも喜んでいただけたらというもので、学術的な解説をする目的ではありません。漢方がいろいろな症状に使え、それが「証」に合った時は即効性があり、難しいものでなく身近なものですよ、という意図で書いています。

したがって弁証(病気の原因分析)や論治(治療法を組み立てる)としては不充分な内容ですが、一般の方々にわかりやすく知っていただこう、難しくなりすぎてはいけないと考えています。

1年を振り返りこの業界の方から見ると稚拙なブログ、あるいはちょっと短絡的、とのご意見があるとは思いますが、あくまで<中医学と漢方の啓蒙>の立場で、<易しく>ということを来年も続けていたいと思います。

本年もありがとうございました。

ご夫婦で相談にこられる方は多く、いずれも体格、体質がよく似ています。食生活が同じだから体質が似るのは当然ですが、よくよく見ると顔まで似てくると思いませんか?。

昔、子供の学校の運動会で、家族で応援にこられている人を見ていると、どの人がどの方の奥様かわかることを知りました。

さて、話はもどって、高脂血症の相談です。

56歳男性Hさん、コレステロール、中性脂肪とも高く、脂肪肝を指摘されている、慢性膵炎がある、耳鳴りがする、タバコ、酒はのまなという方です。体重は比較的少ないので、脂肪分の摂取が多いことが問題のようです。

奥様も同様にコレステロール、中性脂肪が高く、血糖値は空腹時で130程度、糖尿病も心配でした。従来から<温胆湯>を使っていただき、安定していたのですが、最近データーも悪化傾向とのこと。そこでお薬を変更し、ご夫婦で使っていただくことにしました。

お薬は、脂質代謝の促進を目標に、九味半夏湯という漢方薬、商品名は<扁せき>をお使いいただきました。ダイエットの漢方として使われるものですが、高脂血症にもおすすめです。

キレイになれるビューティ&ヘルシーフード、コスメ情報や、おいHanakoWEST しいお店やカフェのこと、お料理やお菓子のレシピなど、とっておきの話題がいっぱいの女性誌 《Hanako west》 に当社の四条店<市兵衛薬局>が掲載されました。

今回の特集は「体質改善ダイエット」で、そのうちの一つの方法として、漢方薬で気・血・水のバランスを整えて代謝をアップし、太りにくい体質をつくるというものです。

以下、紹介文です・・・

宇治に本店を構える『健伸堂薬局』の支店。毎週金曜は、古村滋子さんのカウンセリングが受けられる女性専門相談デーになっているので、初めての人でも足を運びやすい。カウンセリング中には、鍼灸師の資格を持つ古村さんに、食欲を抑えるツボや代謝をアップさせるツボなどを教えてもらえるのがうれしい。

ココがうれしい⇒毎週金曜日は女性相談日 + 通いやすい駅近の好立地

hanako

マガジンハウス 様 ありがとうございます。

http://www.magazine.co.jp/regulars/magamix/contents.jsp?shiCd=HW

不眠症に使われる漢方薬はたくさんあります。

神経が高ぶり、怒りっぽい方の<黄連解毒湯>、<抑肝散>、不安、動悸の<柴胡加竜骨牡蠣湯>、気分が塞ぎ、悪心がする人の<半夏厚朴湯>や<温胆湯>、婦人に多い<加味逍遙散> などなど、書ききれないほどの種類です。

当然、<証>によって決めるものですので、このとおりとは言えません。しかし、あまり証にとらわれることなく、もっとも一般的で、ファーストチョイスとして使う<酸棗仁湯>でよく効くケースもあります。

59歳自営業の女性Aさん、見た目は元気ですが、胃腸が弱く、夜間に動悸がすることがある、考え事をして神経が冴えて眠れないとの相談でした。寝つきも悪く、寝ても途中で目が覚めるので朝起きが辛くなっています。

そこで、いろいろな処方を考えられたのですが、やっぱり初心に戻って、オーソドックスにいこうと思い、<酸棗仁湯>を1週間使っていただきました。結果、よく寝られるようになって楽になりましたと喜んでいただきました。

ついつい処方を考えすぎて、かえってうまく行かないケースがあるのですが、基本に戻ることの大切さを教えてもらいました。

昨日のテレビ「あるある大辞典Ⅱ」は、世界あるある最新報告SP として、キレイになれる話があったようです。残念ながら見られなかったのですが、放送後すぐに<南蛮毛・ナンバンゲ>のご注文をたくさんいただきました。

南蛮毛>は、ご存知のとおりトウモロコシの毛(雌花の花柱)を乾燥したもので、昔から民間薬として使われてきました。特に、腎炎の浮腫や妊婦の浮腫に用いられてきました。

テレビでは『むくみをとってスッキリする』ということと思いますので、この場合は<南蛮毛>を1日量10~15gを煎じ、お茶として使います。はと麦茶に混ぜるなどすると、より美味しくいただけます。ぜひお試し下さい。

漢方薬は人間だけでなくペットにもよく効きます。

特に多いのが犬に使われているお客様。犬の場合は証とか体質とかは全く分かりませんので、単純に症状に合わせて考えます。それでも問題なく、効果を発揮しています。主な用途は鼻水、湿疹、体力低下、ガンなどです。

4年来お越しになっているNさんの犬、湿疹で痒みがあり、季節によって症状が変わるようです。冬は乾燥がひどく、カサカサして皮ふが落ちるし、春は赤みを帯びて痒みがひどくなるなど、症状を伺いながら薬を調整しています。

残念ながら本人(本犬?)を見ているわけではないのですが、使っている時は改善しているとのことです。

この時期に使うのは<温清飲>や<当帰飲子> <ヨクイニン>などの粉薬で、ササミなど肉に挟んで食べさせると問題なく食べ、最近は薬が付いているほうを好むとのことです。漢方薬を飲むと痒みが治まるという事を犬は知っているようです。

ただし、どんな薬でも大丈夫かという事については定かではありません。安全なものだけを使っていますので念のため。

めまいの話は何度も書きましたが

http://www.kanpou-ichizen.com/2005/10/post_a87d.html

http://www.kanpou-ichizen.com/2005/08/post_3318.html

http://www.kanpou-ichizen.com/2005/07/post_39a6.html   

http://www.kanpou-ichizen.com/2005/07/post_28a3.html

その原因として圧倒的に多いのが水毒、水分代謝に係わるものです。

しかし高齢者の場合はどちらかというと痩せていて、たくさんの水分が停滞しているという事はあまりありません。このような方のめまいは血流と関係するものが多いようです。

80歳の女性Nさん、以前にめまいで通院したことがあり、以降時々フラッとする時があります。血圧も少し高いので冠元顆粒を飲んでおられますが、めまいを感じたときは<冠元顆粒>を少し多めに飲むと落ち着くとの事。

冠元顆粒は血流をよくする薬で、これによって改善するようです。血流を良くする薬は他にもたくさんありますが、めまいで<冠元顆粒>や<血府逐お丸>で良くなる例はたくさん経験しています。

寒さが急に強くなり、風邪の方が増えるのではないかと思われます。

風邪薬はたくさんありますが、初期にうまく抜けることが大切で、こじれてしまうと咳が長引いたり、喘息様症状になったりします。短期間に良くするには、思い切ってたくさんの漢方薬を使う場合もあります。

50歳女性Tさん、風邪をこじらせて3日目、微熱があり、咳き込みが激しく、咳のため胸が痛い、痰は少ないと言う症状でした。あくる日に大事な用事があり、早く治したいとのこと。そこで<シベリア霊芝>や<衛益顆粒>、 咳と咽の痛みをとる<涼解楽>など4種類を2日分使っていただくことにしました。 そして、1日経た今日の夕刻にTさんから電話をいただき、ずいぶん良くなって用事も無事に終えたとの報告を受けました。今回のように多くの種類を使うことは少ないですが、どうしても1日で良くする必要がある場合はこんな方法も有効です。

ストレスはいろいろなところに影響をあたえますが、その一つに便秘があります。中医学で『気秘』といわれ、肝脾気滞により起こります。

症状としては、お腹が張る、スッキリ出ない、残便感、便が細いなどです。通常の便秘薬を使っても、便は軟らかくなるがなかなか出ないようです。

30歳男性Wさん、営業の仕事をされていてストレスがいつも多く、身体は見た目は元気そうですが、本人はすごく疲れを感じているとともに、ひどい便秘で数日出ないし、お腹が張って苦しくなります。

大甘丸>や<センナ錠>など通常の便秘薬ではだめで、<通導散>を使っていただきました。これは<大黄>や<芒硝>などの瀉下剤と<厚朴>や<枳殻>の気剤が合わさったもので、気滞やお血に使うものです。

これに限らず、気のめぐりをよくする理気剤を加えても良いのですが、1種類で済む優れた漢方薬です。1週間後が楽しみです。

寒くなって神経痛の相談が増えてきたことは、前回のメルマガにも書きましたが、

http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/2005/12/_20051213_0f05.html

2週間前にお越しになった方から、喜びの報告を受けました。

65歳女性Yさん、華道の先生。11月に飛騨に行かれて冷えた後、腰や臀部が痛くなってきました。暖かくして寝ているときは比較的良好なのですが、立ったときや座るときに声が出てしまうほど痛みが走ります。お花を指導するときは、立ったり座ったりで、仕事もつらい状況でした。

相談に来られた後、<当帰四逆加呉茱萸生姜湯>と<独歩丸>をお使いいただきました。

そして今日再びお越しになり、その前の激痛はすっかりとれて、少し痛みが残る程度になったとのことです。このところ寒くなっていますので、そのままお薬を続けていただきました。

また<漢方入浴剤>も少し差し上げておいたのですが、これを使った日はポカポカ温まり、痛みもなくなるとのことでした。

今回の症例のように、冷えが原因の坐骨神経痛は、比較的早く改善することが可能です。

扁桃炎の相談にこられた女性Kさん、今年1月からの扁桃腺炎になり、耳鼻科で治療を受けられてはいるが、いつになっても治らないとのこと。

よーく話を聞いてみると、咽の奥に白い斑点がついていて、少し痛みがある、その後舌が赤くなり、味覚異常がでてきたとのこと。検査データでは味覚異常があるわけでなく、境界値程度です。医師からそういわれたので、そうなったようです。

そこで舌を見せてもらうと、舌の両側の広範囲に苔が無く、中医学で言うところの地図舌で、「気陰両虚」を示していました。心配性で、少し自律神経失調気味ということがわかります。

結局心配が心配を生んでいるだけですので、<麦味参>と、咽の痛みに使う<涼解楽>をお勧めしました。もしかすると薬はなくても、カウンセリングだけでも良くなるのかなとは思ったのですが、薬があるとご本人は安心されるので使ってもらうことにしました。

この経過を振り返ると、風邪⇒扁桃腺炎⇒舌炎⇒味覚異常⇒歯科という順に病気を作っているのです。最初の時のフォロー、患者に安心感や信頼感を与えることが出来なければ、不安になり、そして次の病気を生んでいくという悪いサイクルに陥っていくのです。

病気の方にはとにかく安心感を与えるようにすることが、薬以上に大切なことだと改めて考える機会でした。

子供の慢性鼻炎はよくあり、水分を取りすぎて鼻粘膜が肥厚している場合や、少し神経が過敏でデリケートな子供さんなどに多いようです。今日はうれしい症例をひとつ。

11歳の男の子Mくん、元々アトピー体質があり、3年前の小学校2年の頃から鼻炎の症状が出てきました。鼻つまりは年々強くなり、最近では口を開けっ放しで息をするため、習慣的に口を開けていることが多くなってきました。夏の間は比較的良好なのですが、寒くなると粘った鼻汁が出て、鼻閉も強くなってきました。但し、寝ているときは鼻は通じているとのことでした。他店で煎じ薬を半年間もらって飲ませたが、あまり改善せず来店されました。

とても長い経過をたどっていますので改善に時間がかかるかなと思いつつ、まずは鼻を通じさせる<鼻淵丸>と、寒い時期に悪くなるというので<葛根湯加川きゅう辛夷>を使っていただきました。この処方は、清熱解毒といい、清して炎症をとる作用と、温める作用の相反するものを使っているのですが、それぞれが打ち消しあうことなく、作用するようです。

結果、1週間で改善傾向がみられ、2週間でほとんど鼻が通じている状態になりました。その後は多少変化があるものの順調で、継続して使っていただいています。

すべてがこれほど短期間でよくなるものではありませんが、体質と薬がピタッと当てはまるときは、漢方も短期間で効果を見られるもので、この症例はうれしい報告でした。

オフィス街であり、繁華街でもあるという場所がら、若い方のニキビや吹き出物の相談が多くあります。

圧倒的に女性の方が多いのですが、このとき一番困るのがお化粧されていることです。顔を見てもニキビがどこにあるのかわからないとか、赤くて痛いんですと言われても、状態がつかみにくいのです。丘疹で化膿してクレーター状になっているのも、よく見ないとわからないほどの厚化粧もあります。あまりじろじろ見ると嫌がられますので、適当に聞いていますが判断ミスを生む原因です。

ニキビや吹き出物につかう漢方薬はたくさんの種類がありますが、女性の場合は生理周期の関係やストレスの状態に関連することが多く、男性では食生活に関連する場合がよくあります。早く改善する場合もありますが、難しいものは1年を超える方もあり、簡単な疾患のようであって、なかなか奥が深い?疾患です。

25歳男性Tさん、高校を終える頃から吹き出物が多くなり、ますますひどくなってきたとの事で相談に来られました。化膿し、クレーター状態がアゴ周辺に多くありましたので、まずは化膿ををとることから開始。

十味敗毒湯>や<黄連解毒湯>などを入れかえながら使い、暫くして化膿はなくなり、赤みも軽減しました。その次は荒れた肌の修復を考え、<ヨクイニン>や<冠元顆粒>などに変更し、肌の凹凸も少しずつですが改善しました。現在も気長に継続しておられます。

ヨクイニンはこのほか背中のニキビ跡をとるのに良いと、お客様から教わりました。毎日が勉強の繰り返しです。

先日来テレビで報道されていました学習塾講師の殺人事件は、当店のすぐ近くの出来事でした。

当日朝、電車に乗ろうと道路を歩いていると、けたたましいサイレンを鳴らしながらパトカーが暴走?していて、付近走行中の運転手も驚くほどでした。そして後で知ったのがこの事件。学習塾で大学生のアルバイト講師が小6の女児を刺殺した、それも計画的な犯行だったとか。

その後来店されたお客様の話で、息子さんが日ごろはおとなしいが、突然暴力的になることがあり、自分の子供と重なって見えると言われていました。

この息子さんは30歳過ぎで、仕事はまじめで、頭も良くて、国家試験を受けようと勉強している方なのですが、家では話の中のちょっとした言葉で急に激高して暴力を振るうときがあるといって、2ヶ月前にお母さんが相談に来られたのです。そして、本人も治したいと思っておられましたので、漢方薬の<抑肝散>を使っていただきました。

そして1ヶ月経過したころから暴力はなくなり、2ヶ月後には中断していた勉強を再開しようという気になり、ずいぶん落ちついてこられました。

最近の20~30代の方によくみられるケースは、まじめで、外部でストレス発散ができず、家庭で大声をあげ、暴力をふるう、泣き喚くなど、友達や同年代とのかかわりが少なく、母親の過保護が続いていて、独り立ちや成長が出来ていないという方が男女ともに多いことです。

こういった事件をきっかけに、スクールバスの増加や、家庭の過保護、遊び場の減少、登下校時の子供どおしの遊びがますます減ることにより、この子供らが大人になった時に人間関係をうまくもてない人間になるのではと心配されます。

昔のように、子供が安心して遊べる社会を取り戻したいものです。

「1日に2Lの水分をとって下さい」、という話をテレビや医師から聞いて実行している方は以外に多いです。

しかし、人によって必要な水分量があるので、一律に2Lというのは問題があると考えます。夏は発汗するので多くとりますが、冬は少なくて良いのは自然の道理です。

漢方では水が身体に滞っていることを『水滞』とか『水湿困脾』とか言い、どこに溜まったかによって対応も変わります。

23歳女性、冷え症と脚の浮腫が悩みで相談にこられました。まずは水の量を聞くと、やはり2Lを飲んでいるとのこと。整体の先生から言われているということで、水を減量するよう説明してもなかなか信じてもらえませんでした。

70歳男性、暑い仕事を長年されていて水も多く飲む習慣ができていました。そのためか、鼻水やくしゃみが多く、ひどいときだけ<小青竜湯>をつかっておられました。また糖尿病もあり、眼の検査を受けたところ、白内障以外に、眼底に白い斑点があるのが見つかりました。さらに再検査により、眼底の腫れ物と水滴?が付いているという診断を受けました。そういえば少し前から涙が出るのがひどくなって来ていました。

これらはまさに水が身体からあふれている状態です。出る部位は異なりますが、水分の改善でよくなる症状は多々あります。もう一度見直してみて下さい。

ホームページをご覧になって、毎日様々な相談があります。

その中でも、西洋医学で病気とされないもの、例えば冷え症などは漢方が得意とする分野です。また、病院の治療を受けているが、症状が改善されないものは、漢方を併用することでよくなるケースが多々あります。

しかし、病院の検査を受けず漢方だけで治したいという方もあります。胃痛や胸痛の方は、単に痛みだけ改善すれば良いというものでなく、その裏に隠された疾患、例えばガンや心臓疾患を見逃さないように、必ず検査を受けていただいています。癌の相談も多くあり、漢方や健康食品だけで治らないですかという方もありますが、先ずは西洋医学的治療が優先するものと考えます。

最近、中国から漢方薬や食品を通販で買っておられる方の話を聞くことが多いのですが、みなさん『西洋医学の治療はやめて、これだけにしてください』とか『○○さんがこれだけで良くなりました』とか言われているとのことです。それだけで治る保障もないのに、無責任な発言をするものだと怒りを感じます。

中国の中医薬大学附属病院でも、ほとんどが<中西医結合>といって、中医学と西洋医学の特徴を生かし、補い合う治療をしています。日本でも<東西合作医療>といって、漢方と西洋医学の両面から考えるのが基本と思います。

漢方や健康食品だけですべて治るという幻想は捨てて、理性的な対応をされることが肝心です。

口臭の相談を時々受けます。

この悩みは他人に聞きにくく、せいぜい聞けるとしたら子供程度でしょうか?そのため一人で悩んでいるという方が多いのです。

ところが実際は気にしている人ほど口臭がなく、逆に他人を気にしない人ほど、実は口臭がするというケースがあるのです。

気にしておられる方が来店されて話を聞いていると、ほとんどの方で口臭がしません。他人に言われたとか、周りの人がなんとなく避けるとかで、すごく神経質になっておられるのです。

まずは「大丈夫ですよ」からはじまり、体調をお聞きし、他に問題がなければ<クマザサ・エキス>を飲んでいただきます。これは、効能書きでは口臭・体臭・疲労回復などがありますが、それ以上に『これを飲んでいると良くなるんだ』と納得してもらうためです。

何も使わなければ、お客様はかえって不安になりますので、長期に渡って安心して使えるものとしては、クマザサのように自然のものがオススメです。

最近、雑誌かチラシで見られたのか、サージ(サジーともいう)の問合せがあります。内容はサージで代謝を上げてダイエット効果があると聞いたのですが、どれくらい減量できますかというもの。

サージは天然のグミ科の植物の実で、ビタミンやミネラル、アミノ酸などが豊富な食品で、当店でも人気の商品なのです。なぜ人気かというと、ビタミンが豊富で肌が美しくなる、またフラボノイドが多く、スポーツや山登りのときにお勧めなのです。

 紅サージ http://www.kanpou.info/product/K50131.html

 心サージ http://www.kanpou.info/product/K50189.html

こういった使い方はするのですが、ダイエット効果は疑問に思っていました。そこで詳しく聞いたところ、この商品を買うときに他のダイエット関連商品を一緒に買わされたとか! 占めてウン十万円らしいです。

サジーの目新しさでダイエット食品を売るというやり方はひどいものですね。これからのボーナスの時期、<売ればよいという商売>にくれぐれもご注意ください。

昨日から雨混じりの雪が降っていたのですが、京都市の北部では今朝で5センチの積雪がありました。

京都の街中は名物?『京の底冷え』状態です。そのため風邪の相談が続いています。

不妊症の治療中のHさん、現在は卵胞期でそろそろ排卵の時期になり、人工授精を予定されているのですが、あいにく風邪をひかれ相談に来られました。前回も風邪のため不妊治療がうまくできなかったので、今回はすぐに治したいとの事。しかし大事な時期なので、西洋薬は使いたくないのです。

Hさんの症状は、鼻水がでて、咽がチクチク痛く、少しゾクゾクと寒気がするというので、<麻黄附子細辛湯>を3日分使っていただくことにしました。

不妊治療中の女性の場合、月経後期や排卵期前後に体調がくずれやすくなり、風邪症状がよく出ます。また、妊娠中の女性は、西洋薬が使えないケースが多く、風邪には漢方薬が安心してお使いいただけます。

ちょうど本日、<風邪対策はこれにきまり>というメルマガを発行したところですので、そちらもご覧下さい。

http://kanpou.cocolog-nifty.com/kanpou/2005/12/_20051206_5d66.html

今日は恒例の社内研修会、著名な内科医を講師に「内分泌=ホルモン」の勉強をしました。

人間の生命を司るのは心臓のように思いがちですが、すべての臓器の働きをコントロールしているのは実はホルモンなのです。そのコントロール・センターが<視床下部ー脳下垂体系>で、脳のど真ん中にあります。

この小さな器官から分泌される各種刺激ホルモンが、副腎や甲状腺や卵巣などの<ホルモン分泌器官>を刺激し、それぞれのホルモンが分泌され、全身の働きを調整しているのです。目には見えないところで大変な仕事がなされていることに人体の神秘を感じます。

高血圧、低血圧、肥満、むくみ、不妊、発達成長、血糖値、心拍などなど、ほとんどの作用にホルモンが関わっているのがわかりました。

漢方では西洋医学的なホルモン分泌をあまりを意識しませんが、部分的な治療でなく、全身の状態を捉える漢方の考え方は、結果としてホルモンバランスを整えているように思います。部分的治療でなく全身の調整の大切さを学びました。

そんな勉強をしていたら、久々にホルモン料理を食べたくなりました?!。

漢方の副作用?で時々起きるのは、甘草による<偽アルドステロン症>です。

一般的には甘草を含むものを大量、または長期に服用すると、成分のグリチルリチンによって全身に浮腫が生じ、体重も増えて、血圧が上昇するというものです。

漢方薬に配合されている甘草の量は、1日量3g(グリチルリチンとして120mg)以下がほとんどで、標準量の使用で問題が発生することはほとんどありません。しかし、まれに甘草アレルギーを持っている方は、例えば風邪で<葛根湯>を少し飲んだだけでも浮腫を生じるという場合があります。

気が付いた時点で服薬をやめれば、浮腫は徐々に引いていきますし、また利尿剤を使えば早く改善します。当店では過去に3例の経験があり、いずれも<猪苓湯>などでスムースに改善しました。

漢方薬も使い方を自己判断しないで、必ず薬局などで相談の上お使いになることが必要です。また何か変化が生じたときは早く対応することが肝心なのです。