第15回ひよこママの会

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15回目を迎えました今回は、初めて四条のサロンで「ひよこママの会」を開催しました。
参加されたお子様の月齢にあったいろんなお話を聞く事が出来ました。

開催日:12月3日(水)
時間:13:30~15:30
今回のお子様の月齢は2~14ヵ月です。


~~~~~~ 内容 ~~~~~~~~

1.自己紹介

2.「気になること」「聞きたいこと」のコーナー

 Q)離乳食開始に伴い、口のまわりが荒れやすくなった。
 A)柔らかい布で、ふいてあげる。ワセリンなどで保湿をしてあげる。

 Q)インフルエンザの予防注射は必要か?
 A)6ヵ月を過ぎると受けられるが、効果は少ないです。1年過ぎてからの方が効果はよい。親が予防注射をしてインフルエンザを家に持ち込まない事も大切です。
 
 Q)何でも口に入れる(なめる)。その都度きれいに拭けていない。
 A)個人的に回答

 Q)忙しすぎて離乳食を何品も作る自信がない。
 A)無理をせず親と同じ野菜を使ったり、時にはベビーフードを使うこともいいですね。

 Q)夜間のオッパイが2時間ごとで、なかなかのびない。
 A)個人的に回答
 
 Q)乳児湿疹が首のまわりにまで出ています。母乳で育てていますが母親の食事が影響しますか?
 A)初めての冬(乾燥期)には脂肪が足りなくて湿疹が出やすいです。お風呂上がりにワセリン系の保湿剤を使うとよい。母乳の内容は、母親の食べ物の影響は少しあります。特定の薬剤(ホルモン剤など)は注意。

 Q)冬は、外出を控えた方が良いのか?
 A)人ごみを避けて外に出る方が良い。紫外線も日本の場合、日常的なものなら気にしなくてもよい。赤く日焼けする人は少し注意。

 Q)ベビースイミングを始めたいが,行き帰りのバスの中での風邪の感染などが心配。
 A)一年に10種位のウィルスに接触しています。これを繰り返す事によって強くなっていきます。

 Q)赤ちゃんの鼻水がなおらないので、どうしたらよいでしょうか?
 A)喉も赤く無く風邪でないなら、鼻水もウイルスが入らないようにする大切な防御反応です。

 Q)母親がアレルギー体質(アトピー)なので、気をつけたら良いこと。
 A)めぼしい食品に目をつけておくことは、必要。でもあまり厳格に極端に避けることは、しない方が良い。

 Q)1ヵ月半の時に中耳炎になったので気をつけた方が良いこと。
 A)鼻汁の中には、ウィルスがいっぱい。鼻をかむなど外へ出すことが、大切です。

 Q)夜泣きが続く。夜続いた時間で寝てくれず、昼も夜も神経質な態度に疲れが...。
 A)夜泣きは6ヵ月以降1才半まで(2~3才までとも)に健康な赤ちゃんにおこる普通のこと。
 <対処法>
 睡眠に至る流れをいつも同じようにしていくこと
 お母さんがイライラしないこと
 お父さんなど他人の人にも協力してもらうこと

 Q)朝晩ミルクに続き、昼夕のみごはんを食べます。3回にすると、1回の食べが悪くなったり、夜中に起きておなかがすいたような様子
 A)子供にも個人差が有り、必ず3回食べる必要は無い。1日で見てしっかり食べていれば良い。


3.ありふれた病気についてのお話

○かぜ症候群
 90%ウィルス感染⇒自分の体力で治す
 10%細菌感染⇒抗生物質が効く
 最後まできちんと飲むことがポイント
○咳や鼻水のかぜ
 鼻汁も咳も大切な防御反応
 注意⇒百日咳(三種混合ワクチンを受けておく)
○冬の季節はインフルエンザに注意
○嘔吐や下痢のかぜ
 冬に多いウィルス性胃腸炎
 注意⇒嘔吐が終わって直後には口から水分などとらないように
 嘔吐が終わって、食べられるようになったらいつもと同じ食事を
 注意⇒腸重積
○発熱
 3ヵ月までの発熱は直ぐに医療機関へ
 37.5~38(夏)まで元気にしていたら熱さましは必要ない。
○熱性けいれん
○湿疹
 対策⇒スキンケアとワセリン
○アレルギー体質について
 治療はスキンケアと適剤適所⇒赤みが強い時はステロイドを使い、おさまったら軽いものに変える。
○嘔吐、下痢、便秘
○抗生物質が必要な細菌の病気
 中耳炎と百日咳(三種混合がまだなら)乳児では尿路感染症を見逃さないように。
 溶連菌感染症、マイコプラズマ感染症⇒幼児期、学童期に多い。
 受診すべきかどうか判断がむずかしい。
 治療が必要か?⇒機嫌がよいか?おもちゃであそんでいるか?
 母の「いつもと違う!」という直感は大切。
 発達などの問題⇒成長曲線と同じカーブで成長していれば、時期的な
 早い遅いがあっても問題ない。著しくカーブからずれていれば、保険所、小児科で相談。


☆☆「第14回ひよこママの会」からの伝言☆☆

赤ちゃんや子供が一生懸命に考えているときは、まわりの大人は待ってあげる。
育児において「待つ」ことはとても大切。考える力を育ててあげて心の発達を促し、想像力を育ててあげましょう。

第14回 ひよこママの会<記録>

開催日:2008年9月24日(水)
時間:13:30~15:30

内容:
1.自己紹介
2.「気になること」、「聞きたいこと」の質問コーナー
 1)離乳食のすすめ方が知りたい。
 2)夜中2時間ごとに起き、そのうち1度は動き回ってなかなか寝ない。
  (昼寝は午前中は1時間、午後は30分程度)
3)人見知りがつづき、なかなか他人に抱っこしてもらえません。
  (母親のいない時は大丈夫だったりもする)
4)「バイバイ」や「頂戴」の真似ができず、言葉が分かっているのかな?と思ったり気になったりする。

<「気になること」、「聞きたいこと」の質問の回答>
Q1: 離乳食のすすめ方が知りたい。
A1:決まったやり方は無い。個人個人で異なるので、ウンチを見ながら 消化の程度を確認して一つ一つ試してみる。
Q2: 夜中2時間ごとに起き、そのうち1度は動き回ってなかなか寝ない。
A2: 個人的に回答
Q3:人見知りがつづき、なかなか他人に抱っこしてもらえません。
A3:個人的に回答
Q4:「バイバイ」や「頂戴」の真似ができず、言葉が分かっているのかな?と思ったり気になったりする。
A4:個人的に回答

<「診察室からみた赤ちゃんの発達」と「ありふれた病気」>
(1)1~2ヶ月の赤ちゃん・・・泣く・笑う・眠るのもマイペース
自分の内なるリズムで生きています。お母さんの顔はしっかり見て、顔を覚えてる時期です。

(2)4ヶ月・・・人の顔を見つけたらにっこり笑顔
家族でも家族以外の人でも、あやしてもらうのが大好きな笑顔の時期。

(3)6ヶ月・・・人の顔を、じーっと見つめる
家でいつも見る家族の顔と、初めてあう人の顔の違いが分かってくる時期です。

(4)8ヶ月・・・なんだか不安
顔の違いが認識でき、人見知りが当たり前の時期です。
*自閉症の子供は、人見知りをしないことが多いです。

(5) 1歳・・・人の仕草を観察し、真似したい
何回も何回も同じことを繰り返す、また繰り返してほしい時期です。
*「もっと、もっと」が素晴らしい発達のためのエネルギーです。

(6)1歳半・・・駄々こねと、「いや!」が大好き
自分で「選択」する時期です。少し待って、本人の選択を待ちましょう。
*ダダこねしだすとOK!!

(7)2~3歳・・・新しい場所では、恥ずかしくてもじもじ
人や場所に慣れるとやんちゃ

(8)4歳・・・我慢ができる
発達段階での大きな節目の時期です。

<赤ちゃんの時期に大切なことは>
○ 笑う・声を出す・泣くなどすると、お母さんは答えてくれる
= 生涯にわたって人への安心感が育つ

○ 人と人との交流を楽しんで
 2歳までは、TVをつけっぱなしにしない!想像力が育ちません。

○ 赤ちゃんや子供が一所懸命に考えてるときは、まわりの大人は待ってあげる。
⇒ 育児において「待つ」ことはとても大切、考える力を育ててあげて
  心の発達を促し、想像力を育ててあげましょう。

<乳幼児の食生活>
○ 母乳か人工乳か?・・・人工乳の改良は進んでいる
初乳には、感染症の発症を抑える分泌型IgA抗体、白血球、ラクトフェリンなどが含まれます。しかし、最近の人工乳には感染防御因子も含まれてきています。感染症に関しては、大きな差はなくなりつつあります。飲みすぎの傾向は「人工乳」のほうにあります。
○ 「 to know your own child 」 (あなた自身の子供のことをよく知る) が基本!

<ありふれた病気>
<かぜ症候群>>
* ウィルスと細菌はどこが違うでしょうか?
<大きさ>
 細菌・・・・大きい(顕微鏡で見える)
 ウィルス・・小さい(顕微鏡で見えない)
<抗生物質>
 細菌・・・・うまく使うと効く
 ウィルス・・全く効かない
<経過>
 細菌・・・・放置すると重症化すること有り
 ウィルス・・安静にしていると抵抗力で自然に治る
<一般症状>
 細菌・・・・ぐったりする、重症感有り
 ウィルス・・比較的元気のあることが多い
<血液検査>
 細菌・・・・悪化
 ウィルス・・ほぼ正常のことが多い

* 子どもにはウィルス感染と細菌感染、どちらが多いでしょうか?
→「カゼ」の90%はウィルスで発症します。よって、抗生物質は効きません。ただし、子どもではウィルス感染の後に、細菌の合併症(肺炎・中耳炎など)を起こすことも多く、合併症を防ぐ意味でよく抗生物質を使います。

<<嘔吐や下痢>>
冬に多いウィルス性胃腸炎のウィルスは、胃腸系に好んで感染する。よって、嘔吐から始まり、下痢に移行していく。これらの症状は、ウィルスを体外に排泄する防御反応であるので、安易に止瀉薬などは用いない。

基本は、水分を余分に取り、食事は通常と同じ内容を続け、脱水症状を予防し、同時に正常な腸内細菌叢を回復させる。

また、嘔吐した直後では何を入れても嘔吐してしまうので、嘔吐後1時間は何も入れない。

水分の与え方は、1さじ毎に10~15分間様子を見ながら少しづつ量を増やす。(少量を頻回に与える)

<<腸重積>>
注意が必要!
血便。お腹が痛いので泣いて嘔吐する。(お腹が痛いので、足を引き寄せてお腹の緊張を緩めて泣く)バリュームを入れて、整復して治る。

<<発熱>>
赤ちゃんの体温で、37.2~3℃(夏場では、37.5~6℃)はまだ平熱。また、1日に±1℃は日内変動する。

電子体温計は、予測体温でありやや高めに表示されることも考慮する。

たとえ39度あっても元気に遊んだり寝ていれば、体温を下げる必要は無い。ただし、ぐったりしたり母乳が飲めない場合は下げたほうが良い。発熱反応は、体の免疫系が活性化している証拠である。原則として、家庭内では「熱冷まし」は用いない。心配な場合は、小児科に来院し医者の指示を仰ぐ。

<<熱性痙攣>>
熱が上がり、急激に短時間で起きる痙攣は、すぐに治まり安心だが、熱が上がり3日くらい経って起きる痙攣は注意が必要。

<<乾燥性皮膚炎>>
乾燥は、湿疹の原因となる。保湿を心がける。
重症の場合は、ステロイド剤も恐れずに使う。最初は強力なステロイド剤を用い、徐々に弱い薬に減弱し、最終的には保湿剤のみ用いる。

<赤ちゃんのときに気をつけないといけない事故>
誤飲・誤嚥
たばこ:特にジュースの空き缶などを灰皿代わりにし、その残液を飲んだ場合は特に危険!死に繋がることも・・・
ピーナッツ:気管で膨れるので注意!
水の事故:赤ちゃんは、外よりも内の中で溺れることが圧倒的。
      (浴槽や洗濯機は特に危険なので、「残し湯」をしない。)

<「ワクチン接種」について>
予防接種は、きちんと決められた時期(それ以外の時期だと、副作用が出た際や、事故の際に保障が受けられないことも)に接種するほうが良い。副作用の心配は確かにあるが、子供が病気にならないという益のほうが大きい。
DPT(三種混合)、MR(麻疹風疹混合)ワクチンは「かかりつけ医」で!
BCG、ポリオ ワクチンは保険所で!!

MRワクチンは、1回の接種で98%以上が抗体を獲得するが、ある時期から抗体価が低下する。そのために、小学校に上がる前か小学1年生の時期に2回目の接種を行う。

これらのワクチン接種は、かなり痛いほうに属するので、痛覚の発達して無い赤ちゃんの時期に急いで接種するほうが良い。

<育児の役割分担>
母親 - 主役
父親 - 協力者
祖父母 - 強い見方
知人友人 - 上手にお付き合い
保育施設 - 子どもの立場に立って選択
小児科医 - 子育ての理解者

<「第14回ひよこママの会」からの伝言>
育児において「待つ」ことはとても大切、考える力を育ててあげて
心の発達を促し、想像力を育ててあげましょう。

第13回ひよこママの会<記録>

開催日:2008年6月11日(水)
時間:13:30~15:30

13017_3 内容:
1.自己紹介
2.「気になること」、「聞きたいこと」の質問コーナー
1)発育状況について。
2)乳児湿疹が治らない。
3)母親がアレルギー(アトピー)なので、子どももアトピーなのか
(父親もアレルギー)
4)漢方のお薬を服用しているが、皮ふのカサカサは治るのか。
5)低体重で産まれたため、発育が心配です。
6)ズリバイはできるが、ハイハイしない。

<「気になること」、「聞きたいこと」の質問の回答>
Q1: 発育状況について。
A1:「診察室からみた赤ちゃんの発達」で詳しく説明。
Q2: 乳児湿疹が治らない。
Q4: 漢方のお薬を服用しているが、皮ふのカサカサは治るのか。
A2: 洗い流すのが一番。お風呂あがりの保湿。皮膚は診せて治療して下さい。
Q3: 母親がアレルギー(アトピー)なので、子どももアトピーなのか。
(父親もアレルギー)
A3: 赤ちゃんは腸の粘膜が弱いため、アレルギー検査で陽性になりやすい。食後、口のまわりが真っ赤になる人のみ、食物アレルギーの検査をしておくとよい。幼児期に多いアトピーも小学校卒業時にはグンと減る。
Q5: 低体重で産まれたため、発育が心配です。
A4: 一般的な成長曲線より遅れて成長しているので、1日の体重が増えすぎと言われても、今が大きくなる時と思って対応する。
Q5: ズリバイはできるが、ハイハイしない。
A5: うつぶせでクルクル回れていれば大丈夫。ズリバイの時、平面だけでなく座布団を丸めた上などをズリバイさせるとお腹を上げたりするので、やってみる。

<診察室からみた赤ちゃんの発達>
(1)1~2ヶ月の赤ちゃん・・・泣く・笑う・眠るのもマイペース
自分の内なるリズムで生きています。
お母さんの顔はしっかり見て、顔を覚えてる時期です。
おもちゃを追視し、見えない方にいったらそちらを向く。

(2)4ヶ月・・・人の顔を見つけたらにっこり笑顔
家族でも家族以外の人でも、あやしてもらうのが大好きな笑顔の時期。
人を認識…いっぱい色んな人に抱いてもらって下さい。

(3)6ヶ月・・・人の顔を、じーっと見つめる
家でいつも見る家族の顔と、初めてあう人の顔の違いが分かってくる時期です。

(4) 8ヶ月・・・なんだか不安
顔の違いが認識でき、人見知りが当たり前の時期です。
人見知り→お母さんだと安心→信頼→受け止め、守ってもらえる
⇒生涯に渡ってベースになる力になる。

(5)1歳・・・人の仕草を観察し、真似したい
人の持っている物を欲しがる。
同じものでもダメ…人と物との関係。

(6)1歳半・・・駄々こねと、「いや!」が大好き
自分というものが育つ…自我の芽生え。
* 本人に選ばせる→できない時は待つ→怒っていても、怒りはどこかで静まる
→その後「お母さん」とやってくる→「よくきたね」と受け止める。
※注意:「ほら言ったでしょ!」はダメ。

(7) 2~3歳・・・新しい場所では、恥ずかしくてもじもじ
自分の頭の中で選択してくる。(3歳児の反抗期)

(8) 4歳・・・我慢ができる
親から見ていい子になる。本人はがんばっているので、ほめてあげる。

13018 <子供はお母さんから離れる前にくっつく>
・9ヶ月ごろ…後追い
・2歳ごろ…もじもじする
・4~5歳頃…世尿症、指しゃぶり、どもり(神経症)
・思春期以降…手をつなぐ、体をさわる等
受け止めて、あまり取り込みすぎない。
じゃあがんばってらっしゃい、と送り出す。
「甘えさす」と「甘やかす」の違いをしっかり。

<ありふれた病気>
・3ヶ月になったら3種混合を受けてください。今百日咳が流行している。
・嘔吐や下痢の風邪はウイルスを出そうとしている。
血便や、ぐったりしている時は注意。腸重積疑いも。
・熱は37.3℃くらいなら心配ない。

<子育てについて>
「お母さんに会いたい!」と言った子供、
毎日会っているが、気持ちが足りていなかった。
「忙しい」は、「心を亡くす」と書く。
お母さんは、完璧でなくてよいのです。
60%くらいがちょうど良い。子供にとって、100%はやりにくい。
子供は、お母さんの期待を裏切ります。
そういうものです。
「ダメ、ダメ」は自分が悪い子だと思ってしまう。怒りの感情になる。

そして何よりも、夫婦仲良く!
家族の中の存在感は、その子の将来に大きな影響を与える。

<お茶を飲みながらお話>
Q: 昭和50年生まれの人は、ポリオの再接種が必要?
A: その時の接種法等で免疫が弱いのかもしれません。
赤ちゃんがポリオを受けて下痢したときには、しっかり手洗いして。
再接種もしていいのでは。

Q: 検診で、その月齢の発達ができていないと心配。
でも、お義母さんが「それは検診する人の仕事だから、わざわざ探されるの」と、言ってくれた。
A: 検診は、お母さんの不安を取り除くためにあると思っています。

Q: 保育園入園について、夫婦で意見が違う・・・
A: 保育園のいい所は、みんなと一緒にがんばることができる所。
子供同士で学ぶことがある所。
人のしていることをあこがれて、自分も行動する所。
よく話し合って決めて下さい。13036

<スタッフからひとこと>
ひよこママの会終了後、偶然来られていたお客様が保育士さんでしたが、
橋本加津子先生に会われて驚いておられました。
「発達相談で有名な、神様のような存在です!」と興奮されていました。
気さくな、話しやすい先生ですので、スタッフの方がびっくりです。

<「第12回ひよこママの会」からの伝言>
赤ちゃんの時期に大切なことは、笑う・声をだす・泣く等、発信をすると、お母さんは応えてくれる、守ってくれる、ということです。
これは、生涯に渡って人への安心感が育つ基本的な力となるものです。
しっかり受け止めてあげて下さい。

  開催日:2008年4月9日(水)13:30~15:30

■「気になること」、「聞きたいこと」の質問の回答

Q: 成長・発達が順調なのか?不安になる。
A: 一般的な成長曲線と同じカーブで成長していれば、時期的な早い遅いがあっても問題ない。著しくカーブからずれていれば小児科に相談に行く。

Q4: 子供との過ごし方、この月例でもっとやってあげたほうが良いことを知りたい。
A: 小さい頃の「良い思い出」は、成長し大人になった後の「原風景」として残ります。そしてこの「原風景」こそが、何か問題が生じた際に、それを乗り越える力の「源」となります。よって、一緒に良い思い出を作れるように、人と人との交流を楽しむようにしましょう。2歳まではTVをつけっぱなしにしない。

Q: 熱や風邪を引いたときの対応などを知りたい。
A:  赤ちゃんの体温で、37.2~3℃(夏場では、37.5~6℃)はまだ平熱。また、1日に±1℃は日内変動する。たとえ39度あっても元気に遊んだり寝ていれば、体温を下げる必要は無い。ただし、ぐったりしたり母乳が飲めない場合は下げたほうが良い。発熱反応は、体の免疫系が活性化している証拠である。原則として、家庭内では「熱冷まし」は用いない。心配な場合は、小児科に来院し医者の指示を仰ぐ

■「診察室からみた赤ちゃんの発達」 と 「ありふれた病気」

(1) 1~2ヶ月の赤ちゃん・・・泣く・笑う・眠るのもマイペース
自分の内なるリズムで生きています。お母さんの顔はしっかり見て、顔を覚えてる時期です。

(2) 4ヶ月・・・人の顔を見つけたらにっこり笑顔、家族でも家族以外の人でも、あやしてもらうのが大好きな笑顔の時期。

(3)6ヶ月・・・人の顔を、じーっと見つめる
   家でいつも見る家族の顔と、初めてあう人の顔の違いが分かってくる時期です。

(4)8ヶ月・・・なんだか不安
  顔の違いが認識でき、人見知りが当たり前の時期です。
*自閉症の子供は、人見知りをしないことが多いです。 

(5)1歳・・・人の仕草を観察し、真似したい
  何回も何回も同じことを繰り返す、また繰り返してほしい時期です。
  *もっと、もっと」が素晴らしい発達のためのエネルギーです。

(6) 1歳半・・・駄々こねと、「いや!」が大好き1_3
  自分で「選択」する時期です。少し待って、本人の選択を待ちましょう。
*ダダこねしだすとOK!!

(7)2~3歳・・・新しい場所では、恥ずかしくてもじもじ
  人や場所に慣れるとやんちゃ

(8)4歳・・・我慢ができる
  発達段階での大きな節目の時期です。

■赤ちゃんの時期に大切なことは   

1、笑う・声を出す・泣くなどすると、お母さんは答えてくれる
⇒ 生涯にわたって人への安心感が育つ

2、人と人との交流を楽しむ
⇒ 2歳までは、TVをつけっぱなしにしない!想像力が育ちません。

3、赤ちゃんや子供が一所懸命に考えてるときは、まわりの大人は待ってあげる。
⇒ 育児において「待つ」ことはとても大切、考える力を育ててあげて
心の発達を促し、想像力を育ててあげましょう。

■乳幼児の食生活

母乳か人工乳か? ・・・人工乳の改良は進んでいる
初乳には、感染症の発症を抑える分泌型IgA抗体、白血球、ラクトフェリンなどが含まれます。しかし、最近の人工乳には感染防御因子も含まれてきています。感染症に関しては、大きな差はなくなりつつあります。
飲みすぎの傾向は「人工乳」のほうにあります。
 「 to know your own child 」 (あなた自身の子供のことをよく知る) が基本!
 
■ありふれた病気
 『第11回ひよこママの会』の内容と同様ですので、参照ください

■「ワクチン接種」について2_2

予防接種の種類は前回の説明にあったが、これに加えMRワクチンは、1回の接種で98%以上が抗体を獲得するが、ある時期から抗体価が低下する。そのために、小学校に上がる前か小学1年生の時期に2回目の接種を行う。

■育児を考える上で一緒に考えてほしいこと
 河合 隼雄著「子どもと悪」  岩波書店 の中に掲載されている
 鹿島和夫・灰谷健次郎 「 1年1組 せんせいあのね 」 理論者、1981年より
う そ
ごうだ なおと
ぼくは学校やすみました
おかあさんにうそをついたからです
なんのうそかというといえません
おかあさんをなかしてしまいました
ぼくもなきました
おかあさんは
こんなおもいやりのない子とはおもわんかった
こんなくやしいおもいをしたのは
はじめてやといいました
ぼくはあほでまぬけで
ばかなことをしたとおもった
ぼくもかなしくてこころがいたい
それでもおかあさんは
なおちゃんのことがだれよりもすきやでと
だきしめてくれました
もうにどとしません

この詩で伝わる1つの考えは、「子どもは悪いことをするもの」という認識で、「いい子に育てよう」と意気込みすぎないこと。 また、とった行為は否定しても、子どもを叱りっ放しにせずに、痛みを共感し愛情を伝えて、子ども自身は受け入れてやること。

■「第11回ひよこママの会」からの伝言
育児では、待つことがとても重要です。それぞれの月例に応じて、子どもとふれあっていき、子どもが一生懸命考えているときは、待つことで考える力や選択力を育ててあげて、心の発達を促しましょう。

  ☆      2007年10月3日(水) 13:30~15:30 ☆

<「第10回ひよこママの会」からの伝言>

チック・指しゃぶり・夜尿症・どもりなど、それらの症状は3~4歳頃に集中して起こります。

その年齢は、頭の中や心の中で内なる発達的な変化が起こっている時期。

大体は半年~1年までの間に消えてしまうもの。

3~4歳のときだけでなく、その後も身体的な変化、発達的な変化、環境の変化などがあるときは、子ども達は「ちょっと気になる症状」を出しながら頑張って次へと成長していきます。変化に適応するための必要な過程だと受け止めること。

1_2

~~今回のお子様の月齢は、3ヶ月~7ヶ月です。~~

<「気になること」、「聞きたいこと」の質問の回答>     

Q: ゼロゼロ言ったり、咳をするので、喘息では?と心配しています。

A:赤ちゃんのうちの咳の多くは、鼻汁が咽頭から気管に落ちるのが原因。あまり心配しすぎない。鼻汁も咳も大切なからだの防御反応であることを頭に入れておく。

Q:アルコールを摂取した際に、母乳を与えることを控えていますが、どのくらいの時間控えればよいのですか?

A:基本的に母乳を与えた直後の飲酒は大丈夫です。もちろん酔っ払うまで飲むと、授乳児までアルコールが体内に残りますので注意が必要。

Q:中国製のおもちゃに問題が出ています。子供が好きなアメリカ製のカラフルなおもちゃのも多くが中国製です。口に入れたりするので心配です。

A:それが有害であるかどうかという判断は、やはりわれわれ消費者が賢くなる必要があるのでは?また、口は「第3の手」と言われるくらい、口の感覚も脳の発達に重要です。約11ヶ月位で次第に口に入れる量が減っていくので、心配しすぎることはないです。

Q:この時期に是非しておいたら良いという事(関わり方)を教えてください。

A:小さい頃の「良い思い出」は、成長し大人になった後の「原風景」として残ります。そしてこの「原風景」こそが、何か問題が生じた際に、それを乗り越える力の「源」となります。よって、一緒に良い思い出を作れるように、人と人との交流を楽しむようにしましょう。2歳まではTVをつけっぱなしにしない。

1、「ワクチン接種」について2_2

予防接種は、きちんと決められた時期(それ以外の時期だと、副作用が出た際や、事故の際に保障が受けられないことも)に接種するほうが良い。副作用の心配は確かにあるが、子供が病気にならないという益のほうが大きい。

DPT(三種混合)、MR(麻疹風疹混合)のワクチンは「かかりつけ医」で!

BCG、ポリオ ワクチンは保険所で!!

これらのワクチン接種は、かなり痛いほうに属するので、痛覚の発達して無い赤ちゃんの時期に急いで接種するほうが良い。

2、赤ちゃんの 「ありふれた病気」   

<<かぜ症候群>>

* ウィルス と 細菌 はどこが違うでしょうか?

細菌

ウィルス

大きさ

大きい(顕微鏡で見える)

小さい(顕微鏡で見えない)

抗生物質

うまく使うと効く

全く効かない

経過

放置すると、重症化有り

安静により自然に治る

一般症状

ぐったりする、重症感有り

比較的元気のあることが多い

血液検査

悪化

ほぼ正常のことが多い

Q:子どもにはウィルス感染と細菌感染、どちらが多いでしょうか?3_2

A:「カゼ」の90%はウィルスで発症します。よって、抗生物質は効きません。ただし、

子どもではウィルス感染の後に、細菌の合併症(肺炎・中耳炎など)を起こすことも多く、

合併症を防ぐ意味でよく抗生物質を使います。

<<嘔吐や下痢>>

冬に多いウィルス性胃腸炎のウィルスは、胃腸系に好んで感染する。よって、嘔吐から始まり、下痢に移行していく。これらの症状は、ウィルスを体外に排泄する防御反応であるので、安易に止瀉薬などは用いない。

基本は、水分を余分に取り、食事は通常と同じ内容を続け、脱水症状を予防し、同時に正常な腸内細菌叢を回復させる。(水分は少量を頻回に与える)

<<腸重積>>

注意が必要! 血便。お腹が痛いので泣いて嘔吐する。(お腹が痛いので、足を引き寄せてお腹の緊張を緩めて泣く)バリュームを入れて、整復して治る。

<<発熱>>

赤ちゃんの体温で、3.2~3℃(夏場では、37.56℃)はまだ平熱。また、1日に±1℃は日内変動する。たとえ39度あっても元気に遊んだり寝ていれば、体温を下げる必要は無い。ただし、ぐったりしたり母乳が飲めない場合は下げたほうが良い。発熱反応は、体の免疫系が活性化している証拠である。原則として、家庭内では「熱冷まし」は用いない。心配な場合は、小児科に来院し医者の指示を仰ぐ。4_2

<<熱性痙攣>>

熱が上がり、急激に短時間で起きる痙攣は、すぐに治まり安心だが、熱が上がり3日くらい経って起きる痙攣は注意が必要。

<<乾燥性皮膚炎>>

乾燥は湿疹の原因となり、保湿を心がける。重症の際はステロイド剤も恐れずに使う。

3、赤ちゃんのときに気をつけないといけない事故

誤飲・誤嚥

たばこ:特にジュースの空き缶などを灰皿代わりにし、その残液を飲んだ場合は特に危険!死に繋がることも・・・

ピーナッツ:気管で膨れるので注意!

水の事故:赤ちゃんは、外よりも内の中で溺れることが圧倒的。

      (浴槽や洗濯機は特に危険なので、「残し湯」をしない。)5_3

4、育児の役割分担

母親 - 主役、 父親 - 協力者、 祖父母 - 強い見方 、知人友人 - 上手にお付き合い、 保育施設 - 子どもの立場に立って選択、  小児科医 - 子育ての理解者