26歳Mさん。無月経で3年前に遠方から相談に来てくれました。まだ23歳のお嬢さんでした。
お話によると,初潮が少し遅く高校生の時。今まで順調にきたことがなく、着たり来なかったり。(漢方では月経不定期といいます)冷え症で、ストレスを受け易いといいます。貧血もあり、胃の症状もつかえたり、もたれたりと訴えていました。
当時はまだ結婚もしていなくまだまだお友達ちのようなお付き合いの方がいたようです。当初は冷えを取る婦宝当帰膠、逍遥丸等を服用してもらいました。
2年目からはきちんと毎月出血があるようになりました。しかしこの出血は機能性の消退出血であり無排卵性の出血でした。しかし、少しづつ体調が良くなり改善の兆しが見えてきました。
3年目の産婦人科の診断は「多のう胞性卵胞症候群」。エコーで卵巣に小さな卵胞がたくさん見えていたといいます。多のう胞性卵胞症候群は現代医学でも厄介な症状で排卵促進剤で排卵させなければなかなか排卵せずいつまでも卵胞を抱えていることになり、不妊症の要因になります。3回、中国の南京中医薬大学で、夏桂成先生に学んだことを思い出し、疏肝剤と補腎剤の煎じ薬をつくり飲んでもらいました。
今年に入り5月からは体温が二相に整い始めました。排卵がきちんとされるようになり、高温、低温がきれいに整ってきました。
この頃結婚を意識している彼がいるのでもしかしては…と思っていた今月「高温が続いているのですが…」と電話がかかってきました。
妊娠検査紙で確認をしてもらいました。《陽性です》「どうしますか?」の私の問いに「まだ式は挙げていないけど絶対産みます!!」ときっぱり答えてくれてよかった!と胸をなでおろしたのでした。
しかし翌日暗い元気の無い声で「うれしいはずなのに、いろいろ考えるとどうしていのかわからない!」と言うのです。悩みは妹さんが来年結婚するそうですが1年に2件も結婚式は挙げられないというのです。この土地の風習では1年に2回も結婚式をあげるとどちらか1件が不幸になるというそうです。Mさんのご家庭の事情もあるようですので、「まずは婦人科に行って妊娠の確認をしてください」「確認したらお母さんに事情を全て打ち明け、どうしたらよいかよく相談をして下さい」とアドバイスをしました。
翌日少し元気な声で「お母さんが今年中に藉を入れてもいいといってくれた!」とホッとしたような声で伝えてきました。さすがお母さんです。私も一緒に幸せを祈ります!!

コメントする